| 課題名 | 生体防御作用に関する健康機能性解明と有効利用技術の開発 |
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| 課題番号 | 2015027865 |
| 研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
| 協力分担関係 |
筑波大学 東京大学 茨城大学 日清食品ホールディングス(株) JAかごしま茶業 アサヒ飲料(株) 東北大学 (株 )アミノアップ化学 |
| 研究期間 | 2011-2015 |
| 年度 | 2015 |
| 摘要 | 農産物・食品の生体防御に関わる健康機能性の評価技術と関与成分の科学的実証に関しては、 a) リンゴ由来プロシアニジンオリゴマーは活性化ヘルパーT細胞の解糖系活性を抑制するという作用機序により、T細胞の炎症性サイ トカイン産生を抑制するが、その抑制活性はプロシアニジンの重合度が高いほど強いことを明らかにした。 b) 平成26年度までに細胞レベルで抗アレルギー活性を示す国産ハーブを見出したが、そのハーブの凍結乾燥物をアレルギーモデル動 物に経口投与した場合でも、アレルギー症状の抑制効果があることを確認した。 c) 国産ハーブ8種類について、抗酸化能の高さを指標に収穫適期を検討したところ、ほとんどのハーブでは通年で大きな変動はなかったが、バジルは収穫期の影響を強く受け、親水性と親油性抗酸化能がトレードオフの関係にあることを明らかにした。 d) ヒト血中に存在する主要なキサントフィルであるルテインの代謝産物、3'-hydroxy-e,e-caroten-3 -oneは、マウス前駆脂肪細胞の脂肪細胞への分化誘導を抑制したが、ルテインではこの効果は認められず、カロテノイドの機能性発揮における代謝の重要性を明らかにした。 e) ケルセチン配糖体を高含有するチャ品種「そうふう」は、長期投与により、コレステロール負荷によるICRマウスの血中酸化LDL上 昇、及びⅡ型糖尿病自然発症マウスのインスリン抵抗性の発症を抑制する効果を示した。 f) 老化モデルマウスSAMP1にノビレチンを摂取させ、脾臓細胞のNK活性を測定したところ、ノビレチン100mg/kgを8週間投与した群に おいて脾臓細胞のNK活性が上昇し、NK細胞関連遺伝子であるIFNγ及びグランザイムBの遺伝子発現も上昇する傾向が認められた。 機能性成分を高めた農作物の生産方法と食品の開発に関しては、 a) ケルセチン配糖体が特に多いチャ品種「そうふう」と「さえみどり」において、ケルセチン配糖体の含有量は一芯一葉と茎に少な く、二又は三葉以下の熟した葉で高いことを明らかにし、葉位の選別により機能性成分含有量の高い茶の製造を行う条件を明らかにした。 b) 乳酸菌の代謝産物であるインドールピルビン酸(IPA)の経口投与によりマウスの大腸炎が抑制されることを明らかにし、乳酸菌によるIPAの生産条件の検討や生産量の高い菌株の選抜を行い、さらにIPA蓄積量を増加させる培地成分を明らかにした。 このほか、 a) 農林水産省の委託事業により行われたシステマティックレビューを活用し、食品メーカーと共同で「ハウスダストやほこりなどに よる目や鼻の不快感を軽減する」というヘルスクレームを初めて表示した機能性表示食品2品目(「べにふうき」緑茶ティーバッグ、 めめはな茶(容器詰め飲料))を開発し、消費者庁に届け出、受理された。 |
| カテゴリ | 乾燥 機能性 機能性成分 ごま 茶 抵抗性 バジル 評価法 品種 りんご |