地域特性に応じた園芸・畜産等の効率的かつ安定生産に資する農業機械・装置の開発

課題名 地域特性に応じた園芸・畜産等の効率的かつ安定生産に資する農業機械・装置の開発
課題番号 2019030562
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
協力分担関係 民間(9)
(公社)農林水産・食品産業技術振興協会
NOSAIおかやま
公設試験機関(9)
鳥取大学
筑波大学
研究期間 2016-2020
年度 2019
摘要 果樹園用手持ち式採花装置については、花粉採取作業だけではなくモモやリンゴの摘蕾・摘果作業での有効性を確認し、令和2 年度の試験販売の目途が得られた。ホウレンソウ全自動移植機については、想定した作業性能が得られるとともにコマツナ等への適用拡大が確認でき、市販プロトタイプ機を設計・製作した。サトイモ収穫技術は、ピッカーと運搬車を組み合わせた機械化作業体系において、開発した回転搬送装置による土塊分離で土塊混入2%以下を達成し、慣行より作業時間6割削減を実現した。ニンニク盤茎調製機については、1時間当たり約360 個の根スリが可能であり、令和元年11 月の市販開始から既に47 台(令和2 年1 月時点)の販売実績を上げ、現在、主産地である青森県以外の地域にも展開中である。つなぎ飼い牛舎における精密飼養管理のための技術・装置では、AI 判定の教師データとして専門家が判定したボディコンディションスコアに紐付けされた乳牛の画像を収集するため、ツールの選定、ソフトウェアの開発等を行った。豚舎洗浄ロボットについては、人手による作業時を約3割に縮減でき、性能的にも実用レベルであることを公表し、2019 年農業技術10 大ニュースに選出され、軽量化、低コスト化及び量産性を考慮した市販プロトタイプ機を設計・製作した。スマート農業関連の作業機に対する効果の検証等では、野菜用高速局所施肥機について実証試験結果を確認し、令和2年3月の市販に至った。トマト用接ぎ木装置についても、接合資材の資材費削減が図れる市販プロトタイプ機を製作し、令和2年度市販化の目途が得られた。果樹栽培における新たなスマート農業技術を早期に構築するため、SIP2 で「自動運転スピードスプレーヤの開発」を令和元年度途中から開始した。主な連携先は、(株)ミツワ、(株)オーレック、(株)ササキコーポレーション、青森県、山形県、鹿児島県、宮崎県等がある。また、「非結球性葉菜類の刈取装置」などの特許出願を行った。
カテゴリ 機械化 コスト こまつな さといも 飼育技術 市販化 施肥 接ぎ木 低コスト トマト 乳牛 にんにく ほうれんそう もも りんご ロボット

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