水産生物遺伝資源に関する基礎的先導的研究

課題名 水産生物遺伝資源に関する基礎的先導的研究
課題番号 2003004465
研究機関名 水産総合研究センター
研究分担 水産総合研究センター 養殖研究所 生産技術部 育種研究グループ
水産総合研究センター 中央水産研究所 ゲノム研究チーム
水産総合研究センター 瀬戸内海区水産研究所 生産環境部 藻場・干潟環境研究室
水産総合研究センター 日本海区水産研究所 海区水産業研究部 沿岸資源研究室
水産総合研究センター 東北区水産研究所 海区水産業研究部 資源培養研究室
水産総合研究センター 中央水産研究所 生物機能部 細胞生物研究室
水産総合研究センター 中央水産研究所 生物機能部 生物特性研究室
協力分担関係 岩手県水産技術センター
東京海洋大学
北海道大学
神奈川県水産研究センター
三重大学生物資源学部
研究期間 継続2001~2005
年度 2003
摘要   ヒラメについて、50~100mm程度の種苗放流は、その後の生残に家系間の違いは生じないことが明らかとなり、天然魚年級間の遺伝的な違いは認められず、放流群が漁 場集団に与える影響は小さいと判断された。暖流性アワビ類の浮遊幼生等の種判別法 を実証し、マニュアルを策定した。アワビ類の遺伝的多様性評価手法について、エゾ アワビ放流2群の分散等の違い、成長形質と連鎖するマイクロサテライトマーカー座が示唆された。淡水魚の遺伝的集団構造の解析について、我が国に分布するフナ類 (キンブナ・ギンブナ)の集団構造を検討するため約30集団について遺伝的分析を行った。太平洋産のアコヤガイ及びベニコチョウガイと,大西洋の米国フロリダ産の メキシコアコヤガイとの間に1塩基置換(SNP)等があることを確認し、これを検出できるPCR法(ポリメラーゼ連鎖反応法)を開発した。その他、水産生物の遺伝情報等に関する基礎的な研究が進展し、遺伝情報を用いて 鯨類の同定を再検討した結果、新種ツノシマクジラを記載し、ニタリクジラとイーデンクジラを別種と判断する等の多くの成果が得られた。
カテゴリ 遺伝資源

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