課題名 | e.農産物・食品の機能性評価技術の開発及び機能性の解明 |
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課題番号 | 2006008549 |
研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究分担 |
農業・食品産業技術総合研究機構 食品総合研究所 食品機能研究領域 農業・食品産業技術総合研究機構 食品総合研究所 食品分析研究領域 農業・食品産業技術総合研究機構 食品総合研究所 食品素材科学研究領域 農業・食品産業技術総合研究機構 食品総合研究所 食品バイオテクノロジー研究領域 |
協力分担関係 |
日本製粉株式会社 サントリー ゼリア新薬 日本食品分析センター 食品環境検査協会 近畿大学 三菱レイヨン株式会社 宮崎県食品開発センター |
研究期間 | 新規2006-2010 |
年度 | 2006 |
摘要 | (1)アレルギー発症モデル動物に対して抗アレルギー作用を示すハーブでは、IgE抗体よりIgG1抗体価の上昇を有意に抑制していることを明らかにするとともに、そのハーブの有効な投与方法を開発した。(2)DNAマイクロアレーを用いたニュートリゲノミクス研究では、リグナン等の機能性成分の投与により、肝臓における遺伝子発現の変化を解析した。その結果、リグナンでこれまで見いだされた脂質代謝促進作用や脂質合成抑制作用がDNAマイクロアレー解析においても明瞭に確認されるとともに、新たに細胞内への脂肪酸輸送に関わるトランスポーター類が活性化することを見いだした。(3)先進的機能性評価法の開発については、糖化最終産物(AGE)に対するレセプター固定化技術を開発し、その結果、AGEの結合に伴うシグナルの検知が可能となり、今後信頼性の高い評価系の構築が期待できるまでになった。また、アレルゲンの高感度検出法の開発に向け、米および小麦アレルゲンタンパク質の抗体作成を進め、それぞれのポリクローナル抗体の作成に成功した。(4)大豆のイソフラボンが脂質合成を抑制することを動物実験で明らかにし、同様の機能を持つ大豆タンパク質との同時投与によって、相加的作用が生じることを解明した。また、イソフラボンをデヒドロイソフラボンに代謝するヒト由来の腸内細菌がTM40株であることを明らかにした。(5)機能性評価技術を研究所横断的な標準法として確立するため、抗酸化性評価系であるORAC(Oxygen Radical Abosorbance Capacity)法に着目し、その妥当性確認に向けた試料抽出液の作製方法や蛍光プレートリーダによる測定条件を明らかにした。 |
カテゴリ | 機能性 機能性成分 小麦 大豆 評価法 輸送 |