課題名 | a.直播適性に優れた高生産性飼料用稲品種の育成 |
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課題番号 | 200709495 |
研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究分担 |
農業・食品産業技術総合研究機構,作物研,低コスト稲育種研究チーム 農業・食品産業技術総合研究機構,北農研,低コスト稲育種研究チーム 農業・食品産業技術総合研究機構,東北研,低コスト稲育種研究チーム 農業・食品産業技術総合研究機構,中央研,低コスト稲育種研究チーム 農業・食品産業技術総合研究機構,近農研,低コスト稲育種研究チーム 農業・食品産業技術総合研究機構,九州研,低コスト稲育種研究チーム |
協力分担関係 |
国際農林水産業研究センター 東京農工大学 |
研究期間 | 2006-2010 |
年度 | 2007 |
摘要 | 地域別に適応性のある稲発酵粗飼料(WCS)用水稲品種の育成とその基礎となる遺伝子解析および育種素材開発を進めた。また、バイオエネルギー用品種の育成を進めた。その結果、1)乾物生産性に優れ、TDN収量が8.93t/haの「北海飼308号」を北海道向きの飼料用・バイオ燃料原料用の新品種候補系統として育成した。本系統の育成によって、北海道から九州まで多収の飼料イネ品種を揃えることができる。2)関東以西向きの飼料用稲として多肥栽培や直播栽培での生産力評価により、WCS用の「関東飼225号」と飼料米とWCS用兼用の「関東飼226号」を新品種候補系統として育成した。3)20年度以降の飼料用の新品種候補系統として多肥栽培や直播栽培での生産力評価により、「北陸飼209号」、「中国飼189号」、「西海飼261号」、「西海飼262号」、「西海飼263号」が有意であることを確認した。4)茎葉でん粉蓄積型の「奥羽飼403号」は、茎葉の非構造性炭水化物含量が一般品種より高く、飼料価値が高いことを確認した。5)疎粒変異系統の黄熟期総乾物重は、原品種と比較し同等かやや低かった。「M645」の疎粒遺伝子候補を1遺伝子に絞り込み、DNA選抜マーカーを作成した。6)バイオエタノール用素材として検討されている「北陸193号」の実証試験では粗玄米収量が10.2t/haに達した事例が得られた。7)東北研育成の「べこあおば」は、育成地における生産力検定試験で、粗玄米収量10.1t/haを記録した。 |
カテゴリ | 育種 直播栽培 飼料用作物 新品種 水稲 品種 |