e.高収益な果樹生産を可能とする高品質品種の育成と省力・安定生産技術の開発

課題名 e.高収益な果樹生産を可能とする高品質品種の育成と省力・安定生産技術の開発
課題番号 200709510
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 農業・食品産業技術総合研究機構,果樹研,ナシ・クリ・核果類研究チーム
農業・食品産業技術総合研究機構,果樹研,ブドウ・カキ研究チーム
農業・食品産業技術総合研究機構,果樹研,カンキツ研究チーム
農業・食品産業技術総合研究機構,果樹研,リンゴ研究チーム
協力分担関係 農業生物資源研究所
理化学研究所
酒総研
京都大
近畿大
広島大
岩手大学
岐阜大学
富山県農業技術センター
岩手中央農業協同組合
研究期間 2006-2010
年度 2007
摘要 1)黄肉で食味の優れた中生のもも「モモ筑波121号」および枝垂れ性・八重咲きで食用可能な観賞用もも「モモ筑波125号」を新品種候補として選抜した。また、極早生で食味良好な黄肉もも新品種「ひめこなつ」およびすももとうめの種間交雑により作出した赤肉で大果の新品種「露茜(つゆあかね)」が品種登録出願公表された。2)ぶどう果皮の着色の有無は転写因子の遺伝子型により決定されていることを明らかにするとともに、その遺伝子型が果皮のアントシアニン含量にも影響することを示した。また、省力・安定生産技術開発の一環として、ぶどうの花穂整形作業を簡便な操作で短時間に完了できる道具を考案した。かきのわい性台木では、中間台木系統「Ac-1」および「Y」が「富有」のわい化栽培に有効であること、わい性台木の挿し木繁殖では、IBAの反復処理により発根率と生存率が向上することを明らかにした。3)年内に出荷できる早生みかん新品種「西南のひかり」および重油高騰にも対応できる無加温あるいは少加温の施設栽培に適するみかん新品種「津之輝」が品種登録出願公表された。また、重イオンビームおよびガンマ線照射により、トゲの短いかんきつ突然変異体が5個体得られた。隔年結果問題の解決に向けて、高糖系うんしゅうにおける高品質果実の連年安定生産のための枝梢管理技術を確立した。4)りんご果実の収穫後における硬度変化に回帰式を当てはめ、軟化のしやすさを数値化することにより、日持ち性の遺伝関係を明らかにした。また、りんごの果実発現遺伝子について合計5,000クローンのシーケンスを行うとともに、これらのESTをクラスタリングし、りんご独自取得ESTと公開データベースの統合を行い、22,045件のりんご非重複遺伝子(EST)データベースを構築した。さらに、授粉の効率化を図るため、「ふじ」および「つがる」に適する授粉専用品種として「M.baccata 79091」、「Makamik Crab」、「Sentinel Crab」、「M.×atrosanguinea」、「Redbud Crab」および「Snowdrift Crab」を選抜した。低樹高栽培技術の開発については、5×3mの半密植栽培において成木期に達しても2m以下で結実させる低樹高栽培に適した品種と台木の組合せを明らかにするとともに、下枝骨格枝として、上から見て×+×+と交互に組合せて配置することにより作業の省力化を図りつつ、収量を確保できることを明らかにした。
カテゴリ うめ かき 管理技術 栽培技術 挿し木 施設栽培 出荷調整 省力化 新品種 すもも 台木 データベース 低樹高 繁殖性改善 品種 ぶどう もも 良食味 りんご わい化 その他のかんきつ

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