環境保全型農業の確立 1 有機質資材による持続可能な農業技術の確立 (1)有機質資材の特性データ集約と栽培実証
摘要 これまでに有機質資材11点の特性調査を実施し、調査対象資材を増やして現在も特性調査を継続している。特性調査から有効態窒素の多少が明らかになった資材を施用した実証を行ったところ、有効態窒素が多い...
摘要 令和3年度は、1件の分析鑑定を実施し、適正値であることを確認した。
耕地の地力変動に関する調査 1 県内主要土壌の地力の推移と変化要因の把握 (3)リン酸過剰圃場における適正リン酸施肥量と減肥可能期間の把握 1)褐色低地土
摘要 タマネギ、ハクサイともに、圃場のリン酸肥沃度の違いによる収量への影響は認められなかった。リン酸の施用により、タマネギの鱗茎重が増加した。
耕地の地力変動に関する調査 1 県内主要土壌の地力の推移と変化要因の把握 (2)農業活動等に伴う炭素・窒素収支の評価 2)県内果樹園の土壌炭素貯留量
摘要 調査した果樹園25地点の平均土壌炭素量は75.0t/haであった。土壌タイプ別に見ると、火山灰土では土壌炭素量が多く、その他の土壌では少ない傾向であった。
耕地の地力変動に関する調査 1 県内主要土壌の地力の推移と変化要因の把握 (2)農業活動等に伴う炭素・窒素収支の評価 1)峡北地域(R2調査分)
摘要 定点調査では、地目や有機物施用による土壌炭素量の違いは判然とせず、土壌タイプの違いによる土壌炭素量の変動が大きかった。基準点調査では、堆肥連用を実施している区の土壌炭素量が、化成区と比較して増...
環境保全型農業の確立 3 バイオ炭を用いた土壌炭素貯留によるCO2削減効果の検証
摘要 令和2年度の現地実証試験の結果、バイオ炭による土壌に貯留可能な炭素量は、モモが平均で30kg/10a、ブドウが平均で42kg/10aであった。
環境保全型農業の確立 2 本県の野菜栽培における生分解性マルチの適用性試験 (3)抑制作スイートコーン栽培に対する生分解性マルチの適用性検証
摘要 黒マルチより白黒ダブルマルチの方がスイートコーンの生育、収量が良好であった。さらにポリ白黒よりビオフレックス白黒の方が発芽率と雌穂2L率がやや良好であった。
環境保全型農業の確立 2 本県の野菜栽培における生分解性マルチの適用性試験 (2)長期作型(2作1回施肥栽培)に対する生分解性マルチの適用性検証
摘要 市販の生分解性マルチのうち、強度が高いと言われている「キエマル2020改」と「ビオフレックスBP」、「ビオフレックス普通」を用いて、同一マルチ2作1回施肥栽培でスイートコーンとブロッコリーを栽培した...
環境保全型農業の確立 2 本県の野菜栽培における生分解性マルチの適用性試験 (1)本県主要野菜に対するバイオマス由来生分解性マルチの適用性検証 2)露地栽培スイートコーン(高標高地)
摘要 2種類のバイオマス由来生分解性マルチ(試作品:R3-1、R3-2)を用いて、露地栽培でスイートコーンを栽培したところ、両マルチとも、ポリマルチと同等の収量・品質が確保された。両マルチとも機械展張が可能...
環境保全型農業の確立 2 本県の野菜栽培における生分解性マルチの適用性試験 (1)本県主要野菜に対するバイオマス由来生分解性マルチの適用性検証 1)一重トンネルスイートコーン(低標高地)
摘要 バイオマス由来生分解性マルチ(試作品:e-0)を用いて一重トンネルのスートコーンを栽培したところ、展張の作業性に問題は無く、被覆効果も栽培収量まで持続した。e-0被覆区はポリマルチや既成生分解マルチ...
環境保全型農業の確立 1 有機質資材による持続可能な農業技術の確立 (3)有機質資材施用土壌の微生物性調査およびバイオスティミュラント性能評価
摘要 土壌微生物性について山梨大学に委託して解析を実施した。その結果、肥培管理が有機か慣行かの違いによって、土壌菌類は構成種や構成割合が異なり、指標として役立つ可能性が示唆された。 ホウレンソウのポ...
耕地の地力変動に関する調査 1 県内主要土壌の地力の推移と変化要因の把握 (1)モニタリング調査 令和2年度 峡北地域
摘要 水田と普通畑では作土深が基準より浅く、果樹園と牧草地でも減少していた。水田以外では交換生石灰が減少し、pHが適正化する傾向が見られたが、可給態リン酸はやや減少していたが依然過剰のままであった。
摘要 地域材であるカラマツについて、丸太、ラミナ、CLTの樹種強度特性を把握し、カラマツCLTの優位性を提示する。また、事前に山土場等で簡易打音法による強度把握を行い、効率的なラミナ製造を行う方法を検討...
摘要 竹林を利用したキヌガサタケの栽培方法について検討する。キヌガサタケの温度特性、種菌および埋設用として用いる菌床の基材(オガ粉、タケチップ等)、栄養剤(米ぬか、ふすま等)の検討を行い、最適な菌...
森林下層植生が土砂流出防止および水源涵養機能に及ぼす影響と植生回復に関する研究
摘要 県内の森林の下層植生の代表であるスズタケを中心に、① 過去の資料に基づいたスズタケ衰退状況の把握、② 下層植生量と土壌流出量の関係の定量化、③ 土壌流出リスクの地図化、④ 下層植生回復策提示、を実施...
カラマツ人工林における水源涵養機能を強化するための森林管理手法の確立
摘要 やまなし「水」ブランド戦略では、森林の水源涵養機能を強化することが目標の一つとなっている。カラマツ人工林における水源涵養機能を強化するために、ニホンジカによる影響と下層植生に着目し、どのような...
摘要 地域の実情に合わせた安価で簡易な方法により、スギ大径丸太を強度選別する技術の開発を行う。これにより選別した丸太からどの程度の強度の2×8、2×10材が生産できるか検証する。
摘要 山梨県産ヒノキの強度データが無いため、集成材ラミナ、CLTラミナ、平角材の強度(ヤング係数、曲げ強度)の測定を行い、県産ヒノキの強度性能を明らかにして価値の向上を図る。