根域制限下で細根の表面積や呼吸活性を維持する種子繁殖型イチゴ
要約 イチゴ実生苗の根系は太い不定根群とこれらから分枝した細い側根群からなる構造を有し、活発な側根の形成能力を持つことで、根域制限下においても表面積や呼吸速度の低下をきたさない。 キーワード 種子繁殖...
高設栽培のイチゴ「さちのか」と「とよのか」の出蕾・開花に対する培地加温の効果
要約 培地加温により最低培地温を摂氏12度以上確保すると、第2次腋果房までの出蕾・開花は早まり、初期収量が増加する。最高培地温が摂氏25度前後になると、摂氏20度前後の場合と比較して、「さちのか」の腋果房...
要約 開発したイチゴ高設栽培装置は、汎用性の農業資材を組み合わせた自家施工可能な構造及び自家調達できる籾殻くん炭または生籾がらにピートモスを混用した培地を使用することにより低コスト化が図れる装置であ...
要約 長崎県型イチゴ高設栽培の労働時間は2,298時間/10aで、地床栽培より6%少ない。「作業姿勢区分ごとの評価点」によれば、高設栽培は大幅な軽労化効果がある。高設栽培の農業所得率は地床栽培より7.7ポイント低...
要約 本システムはベッド構造が既存の発泡スチロール板をV字型に組み合わせただけの簡易なもので培地はヤシガラを用い、排水性、保温性が良好で収量性が高い。養液供給は土耕に用いる液肥を点滴給液する方式であ...
要約 いちご「越後姫」の促成作型における養液栽培はロックウール耕の1段栽培で行い、培養液管理を、頂花房開花期以降EC 0.7~1.0dS/m、3月までは1日1回とする。 背景・ねらい 県オリジナル品種「越後姫」は...
要約 イチゴの育苗では、慣行的に仮植育苗が行われているが、親株床としてモミガラを利用した隔離培地を設置し、同培地にランナーを這わせることで、短日夜冷育苗において慣行法と同等以上の収量が得られ、仮植作...
要約 イチゴ「女峰」のロックウール促成栽培で、約50日育苗後、800株/a程度定植する。培養液の管理は定植期から開花期までEC 0.5mS/cm、開花期以降はEC 1.0mS/cmを目やすとする。11月以降に最低18℃に根圏加温する...