中山間地における夏季ホウレンソウのビタミンC含量低下防止技術

タイトル 中山間地における夏季ホウレンソウのビタミンC含量低下防止技術
担当機関 愛媛農試
研究期間 1999~2002
研究担当者 渡辺久
斉藤正幸
水口聡
発行年度 2002
要約 中山間地における夏季の雨よけ栽培において、播種後25日程度までは寒冷紗で遮光し、その後除去するとともに、播種後20日以降はpF2.5を越えないで程度で乾燥気味に水管理することにより、ビタミンCを100g当たり30~60mg含むホウレンソウを、a当たり100kg以上収穫できる。また収穫後、1℃の低温で管理するとビタミンC含量を保つことができる。
キーワード ホウレンソウ、夏どり、遮光、ビタミンC、水管理
背景・ねらい 夏季のホウレンソウは高価格であるが中山間地においても高温による障害などにより安定生産が難しく、ビタミンC等の栄養価も低い。そこで水・光環境の制御により夏季に栄養価の高いホウレンソウを安定生産するための技術を確立する。
成果の内容・特徴 1.
播種後20日以降灌水を控えるとビタミンC含量が増加する。但し、気象条件によってpF2.5を越えて乾燥すると収量が低下する(表1)。
2.
生育安定のため初期の寒冷紗による遮光は必須であるが、後期には除去することにより収量は増加する。収量が多くなる除去時期は播種後20日~27日である(図1)。
3.
寒冷紗による遮光は播種後25日程度とし、20日以降はpF2.5を越えると2.5mm灌水するという水管理することにより、夏季にビタミンCを100g当たり30~60mg含むホウレンソウをa当たり100kg以上収穫できる(図2)。
4.
収穫後フィルム包装し、1℃程度の低温で管理するとビタミンCを維持できる(表2)。
成果の活用面・留意点 1.
寒冷紗を除去する際は、強日射のときは避け曇天か夕方以降行う。
2.
ビタミンC含量は栽培後期の天候等により変動するので、晴天時に収穫することが望ましい。
3.
四国地域の標高300m以上の高冷地における7~8月どり雨よけ栽培に適する技術である。
図表1 219443-1.gif
図表2 219443-2.gif
図表3 219443-3.gif
図表4 219443-4.gif
カテゴリ 乾燥 中山間地域 播種 ほうれんそう 水管理

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