| タイトル |
レタスビッグベイン病に有効な内生細菌の種子コーティング技術 |
| 担当機関 |
兵庫農技総セ |
| 研究期間 |
2003~2005 |
| 研究担当者 |
相野公孝
前川和正
神頭武嗣(サカタのタネ共同研究)
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| 発行年度 |
2005 |
| 要約 |
内生細菌を減圧及びスプレー接種しコート剤で被覆後、低温・除湿条件で乾燥させることにより、ペレット種子内に定着化させることができる。貯蔵可能期間は約3ヶ月が見込まれる。本種子を用いるとレタスビッグベイン病の発病を低く抑えることができる。
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| キーワード |
内生細菌、コーティング種子、除湿乾燥、レタスビッグベイン病
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| 背景・ねらい |
有用な内生細菌の選抜に成功しても、実際の農業生産の現場で活用するためには、その応用技術の開発が不可欠である。内生細菌の活用方法としては、圃場に全面散布、植物の株元局所に散布する、育苗中の苗に塗布する方法などがある。厳しいコスト環境の下で農作物を生産している農家にとっては、どれも労力や経費の点で現時的とは言えない。そのため、従来の播種→育苗→定植→育成→収穫という栽培手順を一切変えることなく、種子自体に内生細菌を定着させる方法を開発する必要がある。また、開発された技術を用いてレタスビッグベイン病の発病を抑制する。
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| 成果の内容・特徴 |
- 従来のスプレー接種法で内生細菌(Pseudomonas fluorescens レタス由来株)を種子コーティングすると水分含量8%以下になると急激に内生細菌の生存率が低下する。また、減圧接種処理とスプレー接種の併用処理ではその減少は少ない(表1)。
- 減圧接種+スプレー接種+低温除湿乾燥処理を行うと、内生細菌のペレット種子検出率がほぼ100%となり、安定した結果を得ることができる(表2)。
- 本処理方法でコーティングした種子は、冷蔵環境下(5℃)で約3月間保存可能であり、発芽率の低下はおこらない(図1)。
- 内生細菌コーティング種子をレタスビッグベイン病発病土壌に播種すると、オルピディウム菌の遊走子の感染を防ぎ、ビッグベイン病の発病を低く抑えることができる(表3)。
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| 成果の活用面・留意点 |
- 本処理種子は、冷蔵庫環境以外では速やかに不活化し、また、3か月間を過ぎると急激に内生細菌の生存率が低下するので、保存環境に注意する。
- 汚染程度の高い場所では、本コーティング種子だけでは効果が十分ではなく、他の防除方法と併用する必要がある。

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