タイトル | まき牛繁殖構造における日本短角種の改良と遺伝的多様性の維持 |
---|---|
担当機関 | (独)農業・生物系特定産業技術研究機構 北海道農業研究センター |
研究期間 | 2003~2007 |
研究担当者 |
武田尚人 西浦明子 山崎武志 長嶺慶隆 佐々木修 石井和雄 |
発行年度 | 2004 |
要約 | 日本短角種のまき牛繁殖で形質の改良と多様性維持の両立をめざした選抜を行う場合、近交度の上昇を2%低くすると、形質の改良量は標準偏差単位で約0.5小さくなる。血縁情報にDNAマーカーの情報を組み合わせると、近交度の上昇がわずかに抑えられる。 |
キーワード | 日本短角種、小集団、維持改良、ウシ、家畜育種 |
背景・ねらい | 日本短角種は、他の肉専用種と比べて販売価格が安いためにその数が減少しつつある。しかし、哺育能力が高く放牧条件下で高い子牛取得率を示すなど、優れた特性を多く持った品種であり、現在も山間地などの条件では有用な肉用種として飼われており、また、遺伝資源としても貴重な品種である。この品種を維持するためには、品種の特性を発揮できるまき牛繁殖構造の中で改良を進め、かつ、遺伝的多様性を維持して近交退化による集団の衰退を防がなくてはならない。そこで、まき牛繁殖構造を想定した集団で形質の改良と多様性の維持を目指した選抜を行った場合をシミュレーションするモデルを開発し、集団の遺伝的変化の予測を行う。また、トレーサビリティシステムで得られるDNAマーカー情報を、有効に活用して遺伝的多様性の維持の効率をあげることを検討する。 |
成果の内容・特徴 |
|
成果の活用面・留意点 |
|
図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
カテゴリ | 育種 遺伝資源 DNAマーカー 繁殖性改善 品種 |