キク属植物の葉緑体DNA遺伝子領域のPCRーRFLPによる多型

タイトル キク属植物の葉緑体DNA遺伝子領域のPCRーRFLPによる多型
担当機関 野菜・茶業試験場
研究期間 1999~1999
研究担当者 岸本早苗
柴田道夫
間竜太郎
発行年度 1999
要約 〔要約〕キク属野生種および栽培種を材料とし、葉緑体DNA遺伝子領域についてPCR-RFLP法で分析を行ったところ、遺伝子領域3種類と制限酵素9種類の10組み合わせについて多型が認められた。
キーワード キク属、葉緑体DNA遺伝子領域、PCR-RFLP法、多型野菜・茶業試験場 花き部 育種法研究室
背景・ねらい キクは花き園芸上重要な位置を占める品目であるが、栽培種の起源や野生種の分類等がはっきりしておらず、諸説混在する状況である。しかし近年、新しい育種素材として野生種が利用されてきており、野生種の系統分化や栽培種の成立過程を明らかにすることは、育種効率を高める上で重要である。そこで、キク属植物の分類同定に適用できる葉緑体DNA遺伝子領域のPCR-RFLPマーカーを検索した。
成果の内容・特徴
  1. 葉緑体遺伝子領域9種類および制限酵素33種類の合計297組み合わせにおいて、代表的な栽培種・野生種の葉緑体DNAについて多型が得られるかどうかの検討を行ったところ、遺伝子3領域(表1)と制限酵素9種類からの10組み合わせにおいて多型が認められた(表2)。
  2. この10組み合わせを用いて、内外のスプレーギク16品種、輪ギク11品種、ポットマム1品種および食用ギク1品種の合計29の栽培品種と野生種10種(各1系統)を解析したところ、野生種は種々のパターンを示したが、栽培種は全て同じパターンで野生種と一致するものはなかった(表2)。
    (図1)
成果の活用面・留意点
  1. 本法で選択されたPCR-RFLPマーカーはキク属植物にのみ利用可能である。
  2. 多くの高等植物において葉緑体は母性遺伝するため、母親の推定や雑種検定にも利用可能である。
図表1 227640-1.gif
図表2 227640-2.gif
図表3 227640-3.gif
カテゴリ 育種 きく 品種

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