地下灌漑施設による暗渠もみ殻疎水材の腐植化抑制

タイトル 地下灌漑施設による暗渠もみ殻疎水材の腐植化抑制
担当機関 宮城古川農試
研究期間 2001~2005
研究担当者 千田智幸
岩佐郁夫
冠秀昭
発行年度 2005
要約 水田の畑利用の本格化により、暗渠のもみ殻疎水材の腐植化が早まるが、暗渠を利用した地下灌漑施設の導入ほ場では、暗渠内の水位を常時田面下30cmに維持することで、排水性や大豆の生育・収量に悪影響を及ぼすことなく、腐植化を抑制することができる。
キーワード 地下灌漑、暗渠排水、もみ殻、腐植化抑制
背景・ねらい 暗渠排水は、水田を汎用化する上で重要な機能を担っている。しかし、水田の畑利用の本格化により、暗渠の疎水材であるもみ殻の腐植化が急速に進み、一部の水田では田面の陥没を引き起こすなど、高性能・汎用化水田としての機能を持続することが困難になっている。そのため、暗渠内水位の調節が可能な地下灌漑施設を利用したもみ殻疎水材の腐植化抑制について検討する。
成果の内容・特徴
  1. 暗渠のもみ殻疎水材の腐植化は、暗渠内水位が常時低いほど早い(図1)。
  2. 暗渠のもみ殻疎水材上端が田面下30cmの水田では、常時水位を田面下30cm以浅に維持すると、もみ殻は新材に近い状態を維持する(図1)。
  3. 降雨後の土壌気相率が大豆の適正生育範囲の下限値とされる15%に到達するまでの時間は、暗渠内水位を田面下30cm以深に維持した水田で、暗渠管内を開放した慣行水田と同等である(図2)。
  4. 暗渠内水位を常時田面下30cmに維持しても、大豆の収量に悪影響を及ぼさない(図3、図4)。
成果の活用面・留意点
  1. 暗渠を利用した地下灌漑システムを設置した水田に適用できる。
  2. 暗渠もみ殻疎水材の上端が、田面下30cm以深の水田に適用する。
  3. 暗渠内水位は、大豆播種後の5月下旬から収穫前の10月末まで常時維持する。
  4. 気象条件や土壌条件により中間管理用作業機械の走行性を確保できない場合は、事前に水位を下げて地耐力を確保する必要がある。
図表1 232396-1.gif
図表2 232396-2.gif
図表3 232396-3.gif
図表4 232396-4.gif
カテゴリ 肥料 水田 大豆 排水性 播種

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