タイトル | 異常産を起こすアイノウイルスとピートンウイルスの間には、遺伝子再集合が起こる |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 動物衛生研究所 |
研究期間 | 2006~2010 |
研究担当者 |
梁瀬 徹 相澤真紀 加藤友子 山川 睦 白藤浩明 津田知幸 |
発行年度 | 2010 |
要約 | アルボウイルスであるアイノウイルスとピートンウイルスが自然界で重複感染した際に、遺伝子再集合により新しいウイルスが生じ、抗原性や病原性が変化した新しいウイルスの出現が懸念されるため、おとり牛からのウイルス分離など、監視の継続が必要である。 |
キーワード | 牛、異常産、アルボウイルス、遺伝子再集合、リアソータント |
背景・ねらい | 3本の分節ゲノム(L、M、S RNAセグメント)を有するオルソブニャウイルス属の異なるウイルスが同一細胞に感染すると、遺伝子再集合が起こり2種類のウイルスに由来するゲノムを持つ新しいウイルスが生じる場合がある。同属に分類され、牛や緬羊などの反芻動物に、流産・早産・死産、および先天異常を起こすアイノウイルスおよびピートンウイルスは、国内でもその浸潤がしばしば確認されている。これらのウイルスの間でも遺伝子再集合による病原性や抗原性が変化した新しいウイルスの産生が懸念されるため、野外分離株を用いた系統樹解析によりその有無を明らかにするとともに、おとり牛やヌカカからのウイルス分離や検出による監視を継続する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
カテゴリ | 羊 |