タイトル | 水田湛水中における亜鉛の形態別濃度の変化 |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 農村工学研究所 |
研究期間 | 2009~2011 |
研究担当者 |
人見忠良 濵田康治 白谷栄作 |
発行年度 | 2012 |
要約 | 農地排水の循環的水利用において重要な重金属である亜鉛は、水田湛水中では主に懸濁態として存在する。灌漑初期に湛水中の亜鉛濃度は短期的に著しく上昇するが、それ以外の期間では環境基準(0.03mg/L)を下回る。 |
キーワード | 排水の循環利用、重金属、形態分別、環境基準 |
背景・ねらい | 農業地域における排水の循環利用を安定的に維持するため、農地での水利用が水質汚濁リスクへ及ぼす影響を評価する必要がある。環境水中の重金属は、フリーイオンの状態で水生生物に対して強い毒性を示し、錯体の形成や懸濁物質への吸着によって、その毒性が弱められることが報告されている。特に亜鉛(Zn)は、公共用水域において濃度低減を図ることが必要であるため、環境基準に指定されている。そこで、水生生物の生息・繁殖場でもある水田表面の湛水を対象にして、Znの形態別濃度、及びその移動負荷量を明らかにし、農地排水の循環利用に対するリスク評価のための基礎的データを提供する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | |
図表2 | |
図表3 | |
研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/nkk/2012/420a0_02_02.html |
カテゴリ | 肥料 水田 繁殖性改善 水管理 |