タイトル | 麦類における出穂後尿素葉面散布は赤かび病の発病とかび毒蓄積に影響しない |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究センター |
研究期間 | 2008~2011 |
研究担当者 |
吉田めぐみ 中島 隆 宮坂 篤 鈴木文彦 平八重一之 |
発行年度 | 2012 |
要約 | 蛋白質含有率向上を目的とした出穂後の硬質小麦および二条大麦への尿素の葉面散布は、赤かび病の発病とかび毒蓄積に影響しない。また、尿素を赤かび病防除薬剤と混合散布しても、薬剤の効果は低下しない。 |
キーワード | 赤かび病、かび毒、尿素、実肥、デオキシニバレノール、ニバレノール |
背景・ねらい | 硬質小麦等の麦類の生産においては、蛋白質含有率を高めるために出穂後の追肥(実肥)が必要となる場合がある。尿素の葉面散布は、赤かび病防除薬剤との混合施用による作業の省力化も可能であり、有用な実肥施用法と考えられるが、窒素施用により赤かび病への感受性が増してかび毒(デオキシニバレノール(DON)・ニバレノール(NIV))の汚染リスクが高まることが懸念されており、このことが本施用法の普及を妨げる一因となっている。これまでに、硬質小麦における硫安の土壌表面散布による実肥施用は赤かび病およびかび毒蓄積に影響しないことが明らかになっているが(2006年度研究成果情報)、窒素形態が異なる場合や、大麦における実肥の影響については不明である。そこで、硬質小麦および二条大麦における尿素葉面散布が赤かび病の発病とかび毒蓄積に及ぼす影響について、薬剤と混合施用した場合も併せ明らかにする。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/karc/2012/180a0_01_01.html |
カテゴリ | 病害虫 大麦 小麦 省力化 防除 薬剤 |