タイトル | 豪雨に伴う水稲の冠水被害量推定のための模擬冠水試験法 |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 農村工学研究所 |
研究期間 | 2011~2013 |
研究担当者 |
皆川裕樹 増本隆夫 名和規夫 堀川直紀 吉田武郎 工藤亮治 北川巌 瑞慶村知佳 |
発行年度 | 2013 |
要約 | 考案した模擬冠水試験法は多段階の水深区画と濁度の異なる水の組合せにより様々な冠水状況を同時に発生でき、条件毎に異なる水稲の減収率を推定できる。その結果より策定される減収尺度を活用することで、水稲の冠水被害量を定量的に評価可能となる。 |
キーワード | 水稲減収尺度、模擬冠水試験、水田冠水被害、減収率、気候変動リスク評価 |
背景・ねらい | 豪雨時に発生する水田冠水は主な水稲減収要因の一つであり、冠水被害の予測手法の開発は重要である。ここで、水稲の被害度合いは冠水発生時の諸条件によって大きく異なるため、その評価では条件毎に被害歩合(減収率)を示した減収尺度の活用が有効である。一方、既存の尺度は古い稲品種のデータで構成され、冠水による品質低下に関する情報も不十分といえる。現行品種でこれらの情報を充実させるには実証試験が不可欠であるが、その手法は複数の冠水状況の設定が困難であるなどの課題があり、確立されたものはない。そこで本成果では、水深や濁度の異なる複数の冠水状況を同時に発生させ、そこで得た収量調査結果より水稲の減収尺度を策定するための模擬冠水試験法を新たに提案する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
図表4 | ![]() |
研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/nkk/2013/nkk13_s04.html |
カテゴリ | 水田 水稲 品種 水管理 |