タイトル | カルシウムが強化され粘度安定性に優れた馬鈴薯澱粉の製造 |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 北海道農業研究センター |
研究期間 | 2011~2014 |
研究担当者 |
野田高弘 瀧川重信 遠藤千絵 石黒浩二 長澤幸一 神野正博 |
発行年度 | 2014 |
要約 | 高リン含量の馬鈴薯澱粉にカルシウムイオンを多く含む水溶液(塩化カルシウム溶液またはミネラルウオーター)を加えることによって、カルシウムが強化され粘度安定性が改善された馬鈴薯澱粉を効率的に製造できる。 |
キーワード | 馬鈴薯澱粉、リン、カルシウム、粘度安定性 |
背景・ねらい | 馬鈴薯澱粉はエステル結合したリン酸基を多く含み、リン酸基には種々のカチオンが結合している。馬鈴薯澱粉に含まれるカチオンの種類と量は、澱粉製造時に使用される用水に含まれるカチオンによって決定されると考えられるが、北海道の馬鈴薯澱粉工場で使用される用水は、2価カチオン含量の低い軟水である。そのため生産される馬鈴薯澱粉はカリウムが多く、カルシウムは少ないことで知られ、澱粉の水懸濁液を加熱して粘度がピークに達した後に時間とともに粘度が低下するなど、粘度安定性に欠ける。そこで、カルシウムが強化され粘度安定性が改善された馬鈴薯澱粉を調製する最適条件について検討するとともに、この澱粉特性を活かした食品への用途を明らかにして、北海道産馬鈴薯澱粉の需要拡大を図る。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
図表3 | ![]() |
図表4 | ![]() |
研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/harc/2014/harc14_s27.html |
カテゴリ | 加工 需要拡大 |