タイトル | モンゴルの伝統的乳製品より分離されたブタ胃ムチンへの付着性を有する乳酸菌 |
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担当機関 | (国)農業・食品産業技術総合研究機構 畜産草地研究所 |
研究期間 | 2012~2015 |
研究担当者 |
木元広実 山崎正史 佐々木啓介 守谷直子 竹中昭雄 鈴木チセ |
発行年度 | 2015 |
要約 | モンゴル国の牧民家庭で作られた乳製品由来の乳酸菌Lactobacillus delbrueckii subsp. bulgaricus 6-8、8-1とLactococcus lactis subsp. cremoris 7-1は試験管レベルでブタの胃ムチンに高い付着性を有する。7-1株は培養条件を変えることにより付着性が向上する。 |
キーワード | 乳酸菌、ブタ胃ムチン、消化管粘膜 |
背景・ねらい | 乳酸菌の消化管粘膜への付着力は消化管への定着力の向上につながることから、プロバイオティクス選抜の際の指標のひとつとなっている。また、ピロリ菌やサルモネラ菌の感染は大きな問題であり、消化管粘膜へのこれら病原菌の付着が乳酸菌との競合により阻害される効果が期待できる。モンゴル国では牛や羊、馬の乳を利用した様々な乳製品が多数作られており、これらの中から新規な有用乳酸菌を取得できる可能性がある。本研究では、モンゴル国の牧民家庭で作られた乳製品(馬乳酒等)から分離した乳酸菌について、ヒトのモデルとして、ブタの胃ムチンへの付着性を調べ、新しい有用乳酸菌を見出すことを目的としたものである。また、乳酸菌の機能性を向上させる培養条件を開発し、効果を明らかにする。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | ![]() |
図表2 | ![]() |
研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/nilgs/2015/nilgs15_s30.html |
カテゴリ | 遺伝資源 馬 機能性 羊 豚 |