タイトル | フラグメント解析によるカキ甘渋性DNAマーカー領域のアリル構成の推定 |
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担当機関 | (国研)農業・食品産業技術総合研究機構 果樹茶業研究部門 |
研究期間 | 2013~2016 |
研究担当者 |
河野淳 小林省蔵 尾上典之 佐藤明彦 |
発行年度 | 2016 |
要約 | カキ甘渋性DNAマーカー領域には単純反復配列に由来するフラグメント長多型が存在し、非完全甘ガキ形質と連鎖する領域には多型が多い。当該領域をフラグメント解析することで、非完全甘ガキ型アリルの構成を推定することができる。 |
キーワード | カキ、甘渋性、フラグメント解析、単純反復配列、アリル数推定 |
背景・ねらい | カキには渋ガキと甘ガキがある。甘ガキの中にも種子形成の有無に関わらず成熟期に渋みが無くなる完全甘ガキと、種子形成が不十分な場合は渋みが残る不完全甘ガキがある。完全甘ガキ性はただ一つの遺伝子座(AST遺伝子座)により決まっており、完全甘ガキ型が劣性である。カキ栽培種は六倍体であることから、完全甘ガキは完全甘ガキ型アリル(aアリル)を六つ揃えたホモ型でなくてはならず、一つ以上の非完全甘ガキ型アリル(Aアリル)を保有する個体はすべて非完全甘ガキ(渋ガキおよび不完全甘ガキ)となる。品種育成過程で非完全甘ガキと完全甘ガキの交雑を行う場合に、後代により高い割合で完全甘ガキ個体を分離させるには、Aアリル数が少ない非完全甘ガキ個体を選抜・利用することが有効である。非完全甘ガキ個体のAアリル数については、定量PCR法により推定する手法が開発されているが、Aアリル数が少ない場合には推定精度に問題がある。そこで、AST座近傍のマーカー領域のフラグメント解析を行うことで、この領域の多型について解析し、非完全甘ガキのAアリル構成を簡便かつ確実に推定する手法を開発する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/4th_laboratory/nifts/2016/nifts16_s14.html |
カテゴリ | かき DNAマーカー 品種 |