摘要 シロイヌナズナとキャベツとの体細胞雑種の後代に雄性不稔性を確認し、BC3世代まで進めた。これらは両親種のミトコンドリアゲノムをキメラ状に保有しており、この構造は世代間で安定していることが明らか...
摘要 (1)対立遺伝子間のDNAメチル化制御機構の解明と網羅的エピゲノム解析に関し、対立遺伝子特異的メチル化の分子機構の提唱、種子稔性を持つF1ハイブリッドナタネ作出を検証した。対立遺伝子特異的メチル化に関...
通気組織形成遺伝子の単離と機能評価-イネの根の変異体集団を利用した新たな通気組織形成遺伝子の単離と機能解析
摘要 イネのCandidate1遺伝子の発現特性を解析し、通気組織の形成に関与していることを明らかにした。また、イネの突然変異体を用いた実験で新たな2つの通気組織関連遺伝子を見出した。
摘要 イネの形質転換体を作出し、エチレン関係の転写因子EREBP3遺伝子がイネの誘導的通気組織の形成に関与している可能性を示した。また、活性酸素種がイネやトウモロコシの誘導的通気組織形成のシグナルとして働...
摘要 テオシント及びイネの通気組織形成候補遺伝子をコムギに導入し、系統選抜を行った。候補遺伝子に対応するコムギ相同遺伝子の発現を解析し、遺伝子ごとの発現強度についての解析を行った。
摘要 シス桂皮酸に機能性ユニットを導入可能な微意の探索を行った。この結果に基づき、プローブ分子の機能を持つシス桂皮酸誘導体の合成を検討した。また、その他のアレロケミカルの合成に関する研究を行った。
摘要 (1)ヘリアナン及びサンディパーシフォリドセスキテルベンの合成・ライブラリー構築及び新規アレロケミカルの創製に関し、リード化合物の構造活性相関研究と分子設計合成及び高機能化、イオノン型テルペノイ...
属間交雑に基づくアブラナ科の雄性不稔植物の作出と細胞遺伝学的機構の解明
摘要 アブラナ科8栽培種および21近縁野生種における葉緑体ゲノム非コード領域の塩基配列の特性に基づく系統図を作成した。異質細胞質系統で見られるクロロシスは細胞質提供親種の遺伝子の導入で回復可能であり...
摘要 SNP情報を用い、AS-PCRを利用した簡便な種・系統判別及び種子純度検定法の開発を行った。花芽形成抑制遺伝子のを同定し、育種選抜に応用可能なDNAマーカーを作成した。
摘要 F2集団について辛味に関係するグルコシノレート含量の分析、遺伝子型を分析することによるQTL解析、グルコシノレートの有無に連鎖するSNPマーカーの選定及び原因遺伝子の座乗領域の調査を行った。
摘要 早晩性や増殖効率の向上に関する遺伝子の解明のため、アグロバクテリウムによる遺伝子導入法の開発、多検体培養法の検討、早晩性の異なる品種のF2集団についてのQTL解析を行った。
摘要 青首ダイコンとサヤダイコンの塩基配列の決定、SNPの同定を進め、高密度連鎖地図を構築した。ダイコンゲノムの物理地図の作成のためゲノムの全塩基配列決定のための分析を行った。
摘要 D-セリンの微量酵素定量法のキット化を完了した。混入D-Alaの影響を排除してD-アスパラギン酸の酵素定量法を確立した。また、ワインのマロラクティック発酵にかかわる乳酸菌のリジンラセマーゼの酵素学的性...
米などの穀類とその発酵産物のD-アミノ酸の機能に関する基礎研究
摘要 生?系日本酒醸造工程で採取された試料中のD-及びL-アミノ酸の定量を完了し、生?、簡易生?が日本酒中のD-アミノ酸濃度を増加させるのに有効な醸造法であること、D-アスパラギン酸の生成には、?中の微生物が関...
発酵食品とその素材に関するD-アミノ酸の機能に関する基礎研究
摘要 D-アスパラギン酸の酵素分析法を開発した。魚醤油の発酵過程におけるD-アミノ酸の生成機構や関与する微生物の解析を進め、味など食品機能との関連性を検討した。味噌は含まれるアミノ酸の種類や含量が少ない...
マメ科植物の共生微生物受容システムと感染・根粒形成を支える遺伝子ネットワークの解析
摘要 マメ科植物の共生微生物受容システムについて解析し、ミヤコグサやイネにおけるCASTOR/POLLUXの機能分担機構を推定した。また、ミヤコグサ、タルウマゴヤシの共通共生因子遺伝子を推定、それらの変異体を作...
摘要 育成したナス細胞質雄性不稔系統(CMS系統)を用いて、雄性不稔性の特性解析、核-細胞質型の雄性不稔の遺伝解析ならびに野生種と栽培ナスのオルガネラゲノムの比較解析を進めた。雄性不稔の特性解析では...
摘要 アブラナ科ではキャベツ系の素材において不稔性が安定している系統を得た。世代促進を効率的に進めて、花器形質等の実用形を改良した。ナタネ系では不稔性が安定していないが、研究素材としては特徴的なもの...
摘要 牛内在性レトロウイルスK1(BERV-K1)の外被糖蛋白は胎盤の二核細胞で特異的に発現していた。ウシ、バリ牛、水牛のBERV-K1が子宮内膜細胞に対して細胞融合活性を有しており、BERV-K1は胎盤での三核細胞の形成...