課題名 | i.寒冷・積雪地域における露地野菜及び花きの安定生産技術の開発 |
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課題番号 | 2008010575 |
研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究分担 |
(独)農業・食品産業技術総合研究機構,東北研,寒冷地野菜花き研究チーム |
協力分担関係 |
岩手大学 鳥取大学 青森県農林総合研究センター 岩手県農業研究センター 福島県農業総合センター (有)岩手園芸 葛巻林業(株) サカタのタネ 全国農業協同組合連合会 大阪市立大学 |
研究期間 | 2006-2010 |
年度 | 2008 |
摘要 | 1)越冬冬春どり栽培を可能とするはくさい品種を育成するために極晩抽性個体を選抜した。心止まり性トマトでは、低段栽培向けに早生多収の「トマト盛平1~3号」を選抜し、21年度から系統適応性検定試験・特性検定試験に供する。本系統は腋芽欠きや摘心を要しないことから省力化が可能で、さらに非常にコンパクトな草姿を持つため、低段密植栽培で特性を発揮するものと期待している。また、クッキングトマトの販売ターゲットとなる消費者群を抽出した。ほうれんそうでは、低硝酸系統を育成し「盛岡1号」と命名した。2)積雪地におけるねぎの新作型の開発に向けて、氷点下貯蔵を利用したねぎの越冬作型に適する品種を選定した。夏秋ぎくにおいて、発蕾以降の電照によって開花期が変動することを明らかにした。これは、露地栽培で生育が進んだ段階での開花調節技術を確立できる可能性を示す成果である。3)にんにくの周年安定供給を可能にする品質保持技術として、氷点下貯蔵後に発生するくぼみ症を減らすためには昼間のみの加温乾燥が有効であることを明らかにした。また、いちごとアスパラガス伏せ込みにおける溝栽培の適応性、ゆりの個体光合成速度に及ぼす二酸化炭素濃度の影響等を明らかにした。4)キュウリホモプシス根腐病について土壌消毒法を確立して普及に移すとともに、菌株間の病原力の違いや萎凋症状と地温・蒸散量との関係を明らかにした。また、リンドウ「こぶ症」の抗血清を用いた免疫組織染色法では、生育異常部位が特異的に染色されることを確認した。 |
カテゴリ | アスパラガス いちご 乾燥 きゅうり 省力化 水田 土壌消毒 トマト にんにく ねぎ 根腐病 はくさい 品質保持 品種 ほうれんそう ゆり 輪作 りんどう |