b.めん用小麦品種の育成と品質安定化技術の開発

課題名 b.めん用小麦品種の育成と品質安定化技術の開発
課題番号 2009013917
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 (独)農業・食品産業技術総合研究機構,作物研,めん用小麦研究チーム
(独)農業・食品産業技術総合研究機構,東北研,めん用小麦研究東北サブチーム
(独)農業・食品産業技術総合研究機構,近農研,めん用小麦研究近中四サブチーム
(独)農業・食品産業技術総合研究機構,九州研,めん用小麦研究チーム
協力分担関係 北海道立北見農試
長野県農試
日本製粉
研究期間 2006-2010
年度 2009
摘要 1)少量の小麦粉で色相を測定するため、小型測色シャーレを使用する方法を確立するとともに、広く利用できるよう研究成果情報として公開した。また、窒素の施肥法が小麦粉色相に及ぼす影響を明らかにするため、硫安散布と尿素溶液散布の影響を検討したところ、いずれの施肥法でも小麦粉のたんぱく質含量が増大するとともに小麦粉のL*(明るさ)は低下し、a*(赤み、くすみの指標)は大きくなった。「きたほなみ」の良粉色を支配する染色体領域を同定するための基盤となるマーカーとして、236個のSSRマーカーを見出した。また、小麦粉の黄色みとフィトエン合成酵素遺伝子の遺伝子型との間に関連性を見出した。2)小麦の硬軟質性を支配しているでん粉顆粒表層のPIN(ピュロインドリン)は、極性脂質がでん粉顆粒へ吸着するのを助けるとともに、同脂質が酵素的に分解されないよう保護することを確認した。軟質小麦のでん粉顆粒表層のPIN含量と穀粒硬度との間に負の相関を認めるとともに、軟質小麦の極性脂質含量は硬質小麦と比較して顕著に高いことを明らかにした。3)秋播型早生で製粉性及びめんの色・食感が優れる「関東136号」を新配付系統とした。東北南部向けの早生品種として有望視されている「関東135号」の品種登録を目指して、福島県産のサンプルを工場製粉し、製めん業者による評価を行った結果、おおむね高評価であった。出穂期が7日程度早く、「チクゴイズミ」並の収量性を持ち、アミロース含量がやや低で、たんぱく質含量が低くない「西海194号」を新配付系統とした。また、「北見81号(きたほなみ)」/「チクゴイズミ」のF5から、ブラベンダー製粉試験により、「きたほなみ」に近い製粉歩留を示す系統を得た。4)SRC(Solvent Retention Capacity:小麦粉の用途適性の簡易予測法)分析を行い、「ふくさやか」、「ふくほのか」、「シロガネコムギ」が菓子用に適すると評価されているWW(ウエスタンホワイト)と似たプロファイルを示すことを明らかにした。5)甘味種小麦を含む新規形質を有する小麦系統の開発に向けて、東北地方向けには「盛系D-B004」を戻し親とした交配によりモチ、高アミロース型のBC5F1を、関東地方向けには「バンドウワセ」を戻し親とした交配によりモチ型のBC9F2と高アミロース型のBC5F2を、九州地方向けには「シロガネコムギ」を戻し親とした交配によりモチ型のBC5F1と高アミロース型のBC7F1を得た。6)小麦ふすまの自己消化によるACE(アンジオテンシン変換酵素)阻害ペプチドの製造法を特許出願した。また、本手法により新規なイソロイシルグルタミルプロリンを含む6種類のペプチドを単離し、構造を決定した。
カテゴリ 小麦 施肥 評価法 品種 ラベンダー

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