a.かび毒汚染低減のための麦類赤かび病防除技術及び高度抵抗性系統の開発

課題名 a.かび毒汚染低減のための麦類赤かび病防除技術及び高度抵抗性系統の開発
課題番号 2009013948
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 (独)農業・食品産業技術総合研究機構,九州研,赤かび病研究チーム
(独)農業・食品産業技術総合研究機構,中央研,赤かび病研究チーム
協力分担関係 福岡県農業総合試験場
北海道立北見農業試験場
北海道立中央農業試験場
北海道立十勝農業試験場
農業環境技術研究所
岐阜大学
宮城県古川農業試験場
埼玉県農業研究センター水田農業研究所
福岡県農業総合試験場
(財)食品薬品安全センター
研究期間 2006-2010
年度 2009
摘要 1)ほ場における赤かび病菌の動態をDNAマーカーを用いて追跡し、麦収穫後の水田化によって赤かび病菌の系統が大きく入れ替わることを20年度は人工接種条件下で明らかにしたが、21年度は自然発病条件で再確認した。2)ニバレノール(NIV)産生型赤かび病菌のNIV産生に与える炭素源の影響と開花期以降のコムギ小穂に含まれる可溶性糖類の経時的変化を検討した結果、スクロースが最も影響することを明らかにした。3)六条皮麦品種はデオキシニバレノール(DON)・NIVを登熟の早期から蓄積し、その蓄積量は六条はだか麦・二条皮麦品種より多いことを明らかにした。4)小麦「U24(閉花性系統)/西海165号(進展抵抗性強系統)」の組換え自殖系統から選抜した閉花性の2系統U24/S165-075及び118は西海165号よりもかび毒低蓄積性で、閉花性による感染抵抗性と進展抵抗性の集積効果を有することを明らかにした。5)開花期の小麦の切り穂の小花に赤かび病菌分生胞子を接種し、高湿度恒温条件で発病を促すことにより、小花から穂軸への褐変の拡大程度により赤かび病進展抵抗性を評価する方法を開発した。本法を用いて、かび毒蓄積性には初期感染抵抗性よりも進展抵抗性が影響することを明らかにした。
カテゴリ 加工 水田 DNAマーカー 抵抗性 はだか麦 品種 防除

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