課題名 | イチゴ健全種苗生産のための病害検査プログラムの構築 |
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課題番号 | 2009014232 |
研究機関名 |
千葉県(農林総合研究センター) (国)岐阜大学流域圏科学研究センター 奈良県(農業総合センター) 北海道(花・野菜技術センター・空知農業改良普及センター空知南東部支所) 栃木県(農業試験場) 静岡県(農林技術研究所) 佐賀県(農業試験研究センター) 株式会社ミヨシ |
研究期間 | 2009-2011 |
年度 | 2009 |
摘要 | (1)イチゴ潜在感染モデルを用いた信頼性評価及び高頻度検出部位を明らかにした。また、現状の検査マニュアルにおけるサンプリング方法の問題点について明らかにした。さらに、要改善点であるDNA抽出法の効率化、低コスト化について、有望な方法を選抜した。(2)イチゴ萎黄病菌に共通の転移因子関連配列の存在を見出し、本菌検出用候補プライマーを作製した。イチゴ疫病菌では菌株ライブラリーを確立し、rDNA-ITS領域よりP.nicotianae種特異プライマーを作製した。土壌からのDNA抽出法を確立し、自然土壌中のP.nicotianaeが検出できることを確認した。萎黄病菌及び疫病菌の高頻度検出部位を調査し、PCR検出の採取部位を明らかにした。(3)開発が先行しているイチゴ炭疽病迅速診断技術を活用し、各産地の生産現場における現地実証試験を行い、問題点の抽出と現地での適応性を評価した。本法は、各産地で現在使用されている検査方法と比較して、総じて高い検出精度が得られ、利用効果は高いと判断された。しかし、大量の試料を検定する場合では、検定に関わるコスト、作業工程の煩雑さ等の問題があるとの評価が多かった。 |
カテゴリ | 萎黄病 いちご コスト 診断技術 炭疽病 低コスト |