生育開花機構の解明によるキク等の主要花きの効率的計画生産技術の開発

課題名 生育開花機構の解明によるキク等の主要花きの効率的計画生産技術の開発
課題番号 2013023039
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 福田直子
協力分担関係 鹿児島県
和歌山県
香川大
JA静岡市
東京都農林総合研究センター
広島県立総合技術研究所農業技術センター
静岡県農林技術研究所
兵庫県立農林水産技術総合センター淡路j農業技術センター
島根県農業技術センター
三菱樹脂アグリドリーム(株)
研究期間 2011-2015
年度 2013
摘要 花成反応に及ぼす光質や日長等の影響の分子機構の解明に関しては、キクタニギク(キク二倍体野生種)から、暗期中断条件下で発現が 上昇する花成抑制ホルモン遺伝子AFTを単離し、開花を決める仕組みに積極的な開花抑制機構が存在することを見出して、日長調節による キクの開花時期調節の分子機構を明らかにした。日長延長時の光質がトルコギキョウの花成及び花成ホルモン遺伝子FTの発現に及ぼす影響を解析し、花芽形成率が高まる遠赤光と青色光でFT遺伝子の発現が増加すること、花芽形成率とFT遺伝子の発現には相関があることを認めた。
高精度開花調節技術の開発に関しては、キクの高精度開花調節に有効な波長領域と照射方法による環境制御方法の提示の一環として、「キク電照栽培用光源選定・導入のてびき」を作成し公表した。夏秋ギクについて、日没からの経過時間(7~9時間後)を目安にして電照を開始することにより、ピーク波長630nmのLED(0.34W/m2)を用いて、従来の電照(深夜22~2時)に比べ確実で強い抑制効果が得られること を見出した。
高品質多収生産技術の開発に関しては、二段階で濃度制御を行うCO2施用方法と装置を開発し、冬季高照度産地の静岡市内のトルコギキョ ウ温室で高昼温度管理と組み合わせた現地試験において、切り花品質の向上により、CO2施用のコストを差し引いても所得が10a当たり140 万円増加することを実証した。切り花品質に及ぼす温度等栽培環境の影響について、花蕾発達初期の高温遭遇はトルコギキョウ八重品種の花弁枚数を減少させるが、高温遭遇時間が同じであっても明期の積算気温を低く抑えると花弁枚数の減少が軽減されることを見出した。
カテゴリ 温度管理 環境制御 きく コスト CO2施用 施設園芸 トルコギキョウ 品種

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