課題名 | 果菜類の高品質化・生産性向上に資する品種・系統の育成 |
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課題番号 | 2013023040 |
研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究分担 |
野口裕司 曾根一純 |
協力分担関係 |
新潟県農業総合研究所・園芸研究センター 埼玉県農林総合研究センター園芸研究所 タキイ種苗(株) 京都産業大 神奈川県農業技術セ ンター 愛知県農業総合試験場 (株)埼玉原種育成会 (株)久留米原種育成会 鹿児島大 名城大学 |
研究期間 | 2011-2015 |
年度 | 2013 |
摘要 | ナス科野菜の先導的品種・系統開発に関しては、「トマト安濃交8号」及び「トマト安濃交9号」の育成系統評価試験(1年目)を実施し、長期多段どり栽培で高糖度・多収性を認め、また、「トマト安濃交9号」は夏秋作でも高評価を得た。完全種なしナスの有望系統として、 「CMS試交09-03」及び「CMS試交10-03」を選定したが、葉枯れ症を発生しやすい欠点がまだ排除できていないため、親系統の戻し交雑を更に進めたほか、葉枯れ症状の原因解明のための交配実験に着手した。「あのみのり」よりも高い単為結果性を有し、収量性及び果形も同等以上の「ナス安濃交9号」を育成し、品種登録出願することとした。疫病・青枯病複合抵抗性台木用トウガラシ系統として、トバモウイル ス抵抗性L4を持つ穂木用品種に適する「トウガラシ安濃交1号」、持たない穂木用品種に適する「トウガラシ安濃交2号」を品種登録出願することとした。 ウリ科野菜に関しては、育成系統評価試験に基づき、「キュウリ安濃4号」の黄化えそ病抵抗性は優れると判定した。 イチゴの先導的品種・系統開発に関しては、植物工場向けイチゴ系統の育成について、連続出蕾性、収量性及び果実品質の優れた系統を選抜し、「久留米64号」として育成系統評価試験に供試した。少量培地耕における多収を示す系統は、葉面積が大きく、厳冬期の草勢低下が少なく、連続出蕾性が優れ、大果で収穫果数が多いことを明らかにし、これら選抜指標等に優れる系統を選抜した。イチゴ炭疽病抵抗性選抜マーカーを開発し、特許出願した。 |
カテゴリ | 青枯れ病 いちご 黄化えそ病 きゅうり 施設園芸 台木 多収性 単為結果 炭疽病 抵抗性 とうがらし トマト なす 品種 |