c.粗飼料自給率向上のための高TDN収量のトウモロコシ、牧草等の品種育成

課題名 c.粗飼料自給率向上のための高TDN収量のトウモロコシ、牧草等の品種育成
課題番号 2006008475
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 農業・食品産業技術総合研究機構 北海道農業研究センター 寒地飼料作物育種研究チーム
農業・食品産業技術総合研究機構 畜産草地研究所 飼料作物育種研究チーム
協力分担関係 北海道立根釧農業試験場
北海道立北見農業試験場
北海道立上川農業試験場
北海道立十勝農業試験場
北海道立畜産試験場
(独)家畜改良センター
東京大学
かずさDNA研究所
研究期間 新規2006-2010
年度 2006
摘要 耐湿性等とうもろこし系統の作出については、(1)高度耐湿性を有する近縁野生種のテオシントから耐湿性関連QTLを戻し交雑により第5世代まで選抜を進め、不定根形成能および幼植物の耐湿性が向上することを明らかにした。(2)寒地向きとうもろこし育成系統「北交66号」は、対照品種「ぱぴりか」に比べて、倒伏とすす紋病に強く、TDN含量が高く、多収をねらう密植栽培で10%以上高い乾物収量を示すことを明らかにした。牧草類については、(1)温暖地向きイタリアンライグラスでは、低硝酸態窒素濃度による選抜を5世代進めた結果、同濃度が市販品種の40%以上減少する育種素材を作出した。(2)うどんこ病に対する抵抗性を初めて付与したイタリアンライグラス中間母本候補系統「ER3」を育成した。(3)温暖地向きオーチャードグラスでは、中生の多収性・高度耐病性新品種候補「那系27号」を育成した。標準品種「マキバミドリ」に比し、乾物収量が8%増加し、さび病、雲形病などの重要病害に対する耐病性を改良、永続性も向上した。(4)寒冷地向きフェストロリウムでは、初の国内育成系統となる「東北1号」の系統適応性検定試験1年目の結果、越夏性に優れ、東北地域中南部での多収性を明らかにした。(5)寒冷地における水田高度利用のためのライグラス類系統開発のため、出穂期の乾物率、消化性等での選抜を開始した。(6)寒地においては、越冬性に優れ放牧向きの小葉型シロクローバ系統「北海1号」、高永続性アカクローバ系統「北海13号、14号、15号」、高度耐寒性メドウフェスク系統「北海14号、15号」について、新品種候補として有望なデータを得た。(7)アルファルファの機械踏圧耐性検定法として、刈取り後4日目から3日間、大型トラクタで1日1~2往復踏圧する方法が有効であることを明らかにした。
カテゴリ アルファルファ 育種 イタリアンライグラス うどんこ病 寒地 新品種 水田 耐寒性 耐湿性 多収性 抵抗性 とうもろこし 品種

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