k.生産病等の病態解析による疾病防除技術の開発

課題名 k.生産病等の病態解析による疾病防除技術の開発
課題番号 2006008483
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 農業・食品産業技術総合研究機構 動物衛生研究所 生産病研究チーム
協力分担関係 (株)三菱化学
(株)富士平工業
北海道立畜産試験場
岩手県農業研究センター・畜産研究所
帯広畜産大学
(株)機能性ペプチド研究所
東北大学
埼玉県農林総合研究センター
千葉県畜産総合研究センター
神奈川県畜産技術センター
研究期間 新規2006-2010
年度 2006
摘要 (1)周産期における肝脂肪の蓄積に関与するコレステロールやリン脂質代謝に関わる牛のリン脂質輸送蛋白質の測定法を開発し、その性状解析を行ったが、周産期に発生しやすい疾病の有効な診断指標になる可能性は低かった。牛の呼吸器病の病態解析マーカーとして、肺胞II型上皮細胞で産生される生理活性物質である牛の肺サーファクタント(SP-A)の性状を解析し、特異抗体を作製した。牛蹄病の早期診断に加速度センサーを応用し、歩行スコア算出方法を確立した。牛の脳機能解析を目的とした野外応用可能な聴性脳幹反応の測定条件を明らかにした。カブトムシ由来の改変ペプチドがメチシリン耐性黄色ブドウ球菌に対して抗菌効果を持つことを明らかにした。(2)試作した完全合成培地で体外生産した豚胚から産子を得ることに初めて成功した。非外科的胚移植カテーテルを開発し、体内発育胚を発情周期を2日遅らせた受胚豚に移植した場合、従来の外科的移植での成績と同等の受胎率および産子数が得られることを明らかにした。胚の早期死滅の原因解明と防除のために、発生カイネティクス解析および胚の呼吸活性の測定が豚胚の無侵襲的な品質評価法として有効であることを示した。(3)フローサイトメーター等の解析により、牛の初乳白血球サブセットは末梢血のそれと異なることを明らかにし、周産期乳房炎発生メカニズムを解明する指標となることを示した。乳汁免疫細胞機能や細菌数の消失度合いの解析により、リポソーム包埋組換え牛インターロイキン8(DDS-rbIL-8)の方が非包埋rbIL-8よりも潜在性乳房炎の治癒効果が高く、実用化に繋がる可能性が高いことを示した。
カテゴリ 病害虫 評価法 防除 輸送

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