課題名 | i.根圏域における植物-微生物相互作用と微生物等の機能の解明 |
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課題番号 | 2006008500 |
研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究分担 |
農業・食品産業技術総合研究機構 北海道農業研究センター 根圏域研究チーム |
協力分担関係 |
石川県農業総合研究センター 岐阜県中山間農業技術研究所 新潟県農業総合研究所 長野県中信農業試験場 サカタのタネ(株) 北海道立中央農業試験場 日高農業改良普及センター JA平取町 東北大学 北海道立十勝農業試験場 |
研究期間 | 新規2006-2010 |
年度 | 2006 |
摘要 | (1)根圏域における生物群集評価のため、トマト褐色根腐病の発生程度が異なる土壌や有機物施用条件の異なる輪作畑土壌のeDNA分析において、病気発生と関連があるバンドプロファイルや緑肥施用に関連のある線虫群集構造解析のための条件を明らかにした。また、オムニログシステムを用いた炭素源資化性の時系列連続評価により病害が発生しやすい土壌を短時間で識別することができた。(2)バイオセンサーの微生物電極の調整により土壌バイオマスリン量を反映した値を得ることができ、簡易分析の可能性を示した。(3)根圏域微生物の機能を発現させるため、病害抵抗性を誘導する非病原菌Pythium oligandrum(PO)の移植後日数とトマト根圏での定着量との関係、PO施用量とトマト青枯病の抑制効果との関係を明らかにし、POの青枯病抑制機構としてエリシタータンパク質POD-1による抵抗性誘導の可能性を示した。(4)共生微生物VA菌根菌の宿主作物を前作物として栽培することにより、ダイズのリン酸吸収が促進される結果、5~10kg/10aのリン酸減肥が可能であることを明らかにした。(5)野菜の品質関連代謝産物の成分の一斉分析により、ホウレンソウは高窒素濃度条件で一次代謝産物のうち糖のプールが減少し、アミノ酸およびその中間産物である有機酸のプールが増加することを明らかにした。 |
カテゴリ | 青枯れ病 大豆 抵抗性 トマト 根腐病 病害抵抗性 ほうれんそう 輪作 |