u.中山間・傾斜地における環境調和型野菜花き生産技術の開発

課題名 u.中山間・傾斜地における環境調和型野菜花き生産技術の開発
課題番号 2006008512
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 農業・食品産業技術総合研究機構 近畿中国四国農業研究センター 環境保全型野菜研究チーム
協力分担関係 京都大学
兵庫県立農林水産技術総合センター
香川県農業試験場
愛媛県農業試験場
(株)ジョーニシ
愛知県農業総合試験場
香川大学
兵庫県立農林水産技術総合センター
株式会社ベルディ
徳島県立農林水産総合技術支援センター
研究期間 新規2006-2010
年度 2006
摘要 中山間・傾斜地において、環境保全型の野菜花き生産技術の開発のために、野菜の減農薬栽培管理や作業の軽労化を図った。(1)アブラムシ防除能力の高い土着天敵ショクガタマバエの簡易飼育法を確立し、バンカー植物種および代替餌のデータを収集し、バンカー法をトマト栽培ハウスで適用してアブラムシ抑制効果を確認した。また、天敵誘引物質によるコナガ防除技術について現地ミズナ農家で実証試験を行い天敵誘引物質およびこれと併用する天敵給餌装置の有効度を明らかにした。(2)ペレット有機物局所施用に適する肥料繰出し制御機構を開発するため、マルチャに装着し、速度計および速度情報を受信して肥料の繰出制御を行う施肥ユニットを試作し良好な動作を確認した。培地冷却能を有する排液循環型イチゴ高設栽培装置は夕方以降の昇温を抑制し、促成栽培前進化に伴う収穫の中休み軽減に有効であることを明らかにした。地域総合研究で現地導入した傾斜ハウスの冬季利用方策として山菜等の栽培の導入を検討し、導入面積に応じた所得と作業時間の例を示した。こごみふかし栽培では自発休眠覚醒に要する7.2℃以下の低温遭遇時間は600~700時間、生育に必要な有効積算温度は556℃であり、これらの数値を用いてふかし開始時期と培地温度を決定すれば計画的に出荷できることを実証した。(3)地域総合研究の成果である太陽熱土壌処理と防虫ネット等を組み合わせた減農薬栽培技術について、実証現地でアンケートに基づく聞き取り調査を行って導入効果を検証した。技術の一層の普及には安定した販売先確保と農家の生産意欲向上が必要であった。(4)土壌微生物密度解析にMPN法を用いるうえで試験データを簡便迅速に解析するために役立つMPN法関連プログラムを開発した。
カテゴリ 肥料 病害虫 いちご 傾斜地 軽労化 栽培技術 出荷調整 施肥 中山間地域 土壌処理 土着天敵 トマト 農薬 防除 みずな

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