| 課題名 | c.実需者ニーズに対応したパン・中華めん用等小麦品種の育成と加工・利用技術の開発 |
|---|---|
| 課題番号 | 2006008538 |
| 研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
| 研究分担 |
農業・食品産業技術総合研究機構 北海道農業研究センター パン用小麦研究チーム |
| 協力分担関係 |
英国Rothamsted Research ホクレン農業総合研究所 (独)国際農林水産業研究センター 北海道立中央農業試験 北海道立上川農業試験 北海道立十勝試験場 北海道立北見農業試験場 青森県農林総合研究センター 東北製粉協同組合 |
| 研究期間 | 新規2006-2010 |
| 年度 | 2006 |
| 摘要 | (1)DNAマーカーを用いるPCR法により、製パン適性の高い生地物性を持つ小麦HMW-GSおよびLMW-GS組成を簡便、効率的判別する手法を開発した。また、HMW-GSについて、生地物性を低下させるGlu-A1c遺伝子とGlu-B1e遺伝子を判別するDNAマーカーを開発し、LMW-GSについては国内外の系統209品種の遺伝子型をカタログ化した。(2)育種の初期段階で応用可能な簡便なマイクロスケールのSDSセディメンテーションテストを開発し、育成系統の簡便評価に応用した。(3)「蘇麦3号」由来の赤かび病抵抗性DNAマーカー遺伝子型を示す「きたもえ」の赤かび病抵抗性戻し交雑系統7株を得た。(4)「はつもち」と比較して収量性、製粉性、粉の色相が優れるもち性小麦「もち姫」(旧系統名「東北糯217号」)を育成し、命名登録および品種登録出願を行った。「もち姫」は青森県、岩手県等における生産が期待されており、また両県の菓子製造メーカーが差別化商品の開発に取り組んでいる。(5)パン用秋播小麦品種「キタノカオリ」に代わる有望系統として農業特性、小麦粉品質の良好な「北海261号」を育成した。また、対照品種「ニシノカオリ」より製パン性の優れる系統、「関東130号」と「中系9555号」を開発した。さらに、中華めん適性に優れる「東北223号」を開発した。(6)代表的道産パン用小麦「春よ恋」の湯種食パン適性は市販強力粉以上であることを明らかにした。(7)パンコムギ澱粉のアミロペクチンの比較的短い側鎖(DP6-48)の分布には、モチ性/ウルチ性の準同質遺伝子系統間で差がないことを明らかにした。(8)未発芽小麦には主にセリンプロテアーゼが含まれ、発芽するとさらにシステインプロテアーゼが誘導合成されることを明らかにした。また、発芽小麦のプロテアーゼは小麦アレルゲンタンパク質として報告されているグリアジンや低分子量グルテニンを部分分解し、グリアジンや低分子量グルテニンのエピトープ配列を含む合成ペプチドも分解することが判った。 |
| カテゴリ | 育種 加工 小麦 DNAマーカー 抵抗性 評価法 品種 |