課題名 | e.病害虫複合抵抗性品種を中核とした新栽培体系による馬鈴しょ良質・低コスト生産技術の開発 |
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課題番号 | 200709487 |
研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究分担 |
農業・食品産業技術総合研究機構,北農研,バレイショ栽培技術研究チーム |
協力分担関係 |
北海道立中央農試 北海道立十勝農試 北海道立北見農試 北海道大学 東海大学 (独)種苗管理センター 十勝農協連 雪印種苗(株) (株)ラボ |
研究期間 | 2006-2010 |
年度 | 2007 |
摘要 | 1)シストセンチュウ抵抗性と疫病ほ場抵抗性を併せ持つ馬鈴しょ「北海101号」などの複合抵抗性系統を選抜するとともに、早期培土栽培による品種適性評価を継続した。土壌処理除草剤の効果が切れてから発生する後発雑草の中ではイヌホオズキの開花開始が一番早いことを明らかにした。ソイルコンデショニング栽培による馬鈴しょ収穫時の塊茎打撲発生率は、塊茎が大きくなるほど、また、加速度が大きいほど高くなることを認めた。2)トマトの水耕廃液と礫耕栽培の使用済み礫にはシストセンチュウふ化誘導物質が含まれ、汚染ほ場において有意な線虫密度低減効果を示すことを認めた。ウイルス病、細菌病、線虫など19種の馬鈴しょ病害虫を短時間かつ同時に診断できるマクロアレイ技術を確立した。土壌からシストセンチュウを分離する従来法に比べ、簡易に多検体を検診できるプラスチックカップを用いた簡易検出・密度推定法を開発した。粉状そうか病菌とそうか病菌に対し感染抑制効果を有する菌株の防除効果をほ場試験で確認した。土着天敵であるゴミムシ類3種は、馬鈴しょの茎を登ってヨトウガ等の食葉鱗翅目害虫を捕食できることを認めた。3)ジャガイモ塊茎褐色輪紋病に対して感受性の高い品種を汚染ほ場に栽培した場合、必ずしも発病しないことが明らかになった。また、調査した国内の主要22品種の中からは、ウイルスが全く感染しない抵抗性品種を見出すことができなかった。 |
カテゴリ | 病害虫 害虫 栽培体系 雑草 除草剤 水田 抵抗性 抵抗性品種 低コスト 土壌処理 土着天敵 トマト ばれいしょ 品種 防除 ほおずき 輪作 |