漏生イネ対策のためのHIS1破壊によるゲノム編集除草剤感受性系統の作出
要約 塩基置換技術を用いたゲノム編集によって、元のイネが有する除草剤抵抗性遺伝子であるHIS1を働かないようにすることができる。これにより、漏生イネ対策に資する除草剤感受性の飼料用イネ系統を、HIS1上のピ...
多収性水稲品種「タカナリ」の高CO2環境下での蒸発散量は現在の水稲栽培と同程度
要約 開放系大気CO2増加実験に基づいたイネ・水田生態系の環境応答モデルの計算によると、将来の高CO2濃度環境で高い光合成能力を持つ水稲品種「タカナリ」を栽培する水田からの蒸発散量は...
多収品種タカナリの高 CO2濃度環境における子実の成長特性 ~ 高 CO2濃度で増収に寄与する一要因 ~
要約 多収品種タカナリでは、通常なら充実しないような弱勢籾の成長が、高 CO<sub>2 </sub> 濃度で大き く促進され、増収に貢献することがわかりまし...
高CO2濃度によるコメの増収効果は高温条件で抑制される-岩手と茨城で実施したFACE実験から予測、品種による違いも確認-
要約 国内の2地点におけるFACE(開放系大気CO2増加)実験の結果、高CO2濃度によってコメの収量は増加しましたが、その効果は高温条件で低下することが分かりました。また、高CO2
幼苗期における在来品種の窒素反応は、改良品種よりも敏感である
要約 イネの相対乾物生産重率と吸収窒素あたりの乾物生産効率には、顕著な品種間差異が幼苗期で認められ、在来品種は改良品種よりも窒素に対する反応が敏感であり、効率的乾物生産が可能である。 キーワード イネ...
稲発酵粗飼料に調製した「クサユタカ」の牛用飼料としての栄養価
要約 「クサユタカ」を糊熟期または黄熟期に収穫した稲発酵粗飼料は、チモシー乾草と同等のエネルギー価を有する。また、この稲発酵粗飼料はチモシー乾草と同程度の物理性があるものの、糊熟期に比べ黄熟期で咀嚼...