イネ種子からのもみ枯細菌病菌及び褐条病菌の効率的な生菌回収法
要約 イネ種子100gを250ml水中で超音波処理し、メンブレンフィルター法で集菌し、再度フィルターを10ml水中に浸漬して超音波処理を行う。この処理液をもみ枯細菌病菌及び褐条病菌の選択培地で培養することで、比...
ストロビルリン系薬剤耐性イチゴ炭疽病菌に対する育苗期のビニル雨よけと有効薬剤による体系防除
要約 ストロビルリン系薬剤(QoI)耐性イチゴ炭疽病菌に対し、他系統薬剤は防除効果を示し、特に、ジエトフェンカルブ・チオファネートメチル水和剤(DT剤)の効果が高い。さらに、育苗期のビニル雨よけとDT剤を...
兵庫県および鳥取県におけるシタロン脱水酵素阻害型メラニン合成阻害剤
要約 兵庫県および鳥取県において、MBI-D系統薬剤耐性イネいもち病菌の広域発生が確認され、兵庫県では県中央部および西部で、鳥取県では県東部で耐性菌率が高い傾向が認められた。両県ともカルプロパミド剤の連...
佐賀県におけるMBI-D系統薬剤耐性イネいもち病菌の発生と防除薬剤
要約 2001年から佐賀県西北部を中心にいもち病に対するカルプロパミド粒剤の防除効果が低下し、MBI-D系統薬剤耐性菌の発生が我が国で初めて確認された。本耐性菌に対し他系統の箱粒剤は効果を維持し、プロペナゾ...
要約 1997年に県内で分離された褐条病菌のすべてがオキソリニック酸に、その76%がカスガマイシンに耐性である。また、1996・97年に本県を含む1府5県で分離されたもみ枯細菌病菌の82%がオキソリニック酸に耐性...