要約 高温マイクロチャネル乳化により、低融点脂質と高融点脂質から構成される均一サイズの構造脂質微小液滴を作製した後、冷却時の高融点脂質の結晶化により均一サイズの構造脂質微粒子の作製が可能となる。 キ...
要約 豚のNOD2遺伝子の特定の遺伝型はウイルス感染症における斃死を有意に抑制でき、豚の抗病性改良のためのDNAマーカーとしての利用が可能である。 キーワード 豚、抗病性、パターン認識受容体、DNAマーカー、豚...
安定して強い根こぶ病抵抗性を有するナバナ品種「CR早生-B1」
要約 「CR早生-B1」はハクサイ由来の抵抗性遺伝子座の導入により育成された安定して強い根こぶ病抵抗性を有するナバナ品種である。既存の在来品種と同等の収量性および食味を持つ。 キーワード ナバナ、アブラナ...
チャノコカクモンハマキのテブフェノジド剤抵抗性遺伝子を迅速かつ簡便に検出するAS-LAMP法
要約 チャ害虫チャノコカクモンハマキのテブフェノジド剤に対する抵抗性遺伝子マーカーを用いて、抵抗性遺伝子を持つ個体を迅速かつ簡便に検出する遺伝子診断法である。 キーワード チャノコカクモンハマキ、テブ...
凍結保護剤処理の障害となるカイコ最外膜(卵殻)の薬剤処理による除去法
要約 カイコ卵の最外層に位置する卵殻は受精卵凍結処理において障壁となっている。本方法は、薬剤処理により効率的に卵殻を取り除くとともに、除殻後の胚の培養条件を検討可能にする方法であり、今後、受精卵凍結...
ダイズ作におけるイマザモックスアンモニウム塩液剤を活用したマルバアメリカアサガオの防除技術
要約 ダイズ狭畦栽培において新規広葉用選択性茎葉処理剤であるイマザモックスアンモニウム塩液剤の単剤処理でマルバアメリカアサガオを対照区比で最大92%防除できる。また、本剤とベンタゾン液剤との体系処理に...
要約 瀬戸内海地域で発生するムギ類黒節病は、1月の最低気温が-4 °C以下になる日数の多さが多発要因として重要である。地域ごとに選抜された多発要因が全て発生した場合、本病の発生リスクは2.1~2.5倍に増加する...
ニホンナシ育種における黒斑病抵抗性実生の選抜を効率化するDNAマーカーセット
要約 黒斑病感受性と連鎖する2種類のDNAマーカーは、ニホンナシ黒斑病感受性品種に特異的なバンドを増幅できる。本マーカーセットにより検出される特異的なバンドを利用することで、幅広いニホンナシ間の交配にお...
豚の抗菌剤治療により同系統および他系統の抗菌剤に耐性の大腸菌が選択される
要約 豚の治療に第3世代セファロスポリン系抗菌剤を使用することで、同系統のβ-ラクラム系抗菌剤および他系統のフェニコール系抗菌剤に耐性の大腸菌が選択される。選択された大腸菌には多くの抗菌剤に耐性を示す...
要約 日本国内の野生シカの薬剤耐性大腸菌保有率は2.1%である。国内においては野生シカが薬剤耐性菌を家畜や環境へ拡散させる可能性は低い。 キーワード 薬剤耐性、大腸菌、野生動物、ニホンジカ 背景・ねらい 薬...
要約 国内の競走馬由来大腸菌において、第3世代セファロスポリン系抗菌剤に耐性を示し、染色体上に当該薬剤の耐性遺伝子を保有する株が認められる。このうち、当該遺伝子を含む薬剤耐性遺伝子領域の一部が重複し...
国内の家畜に流行する非定型Salmonella Typhimuriumに遺伝的多様性が生じている
要約 国内の家畜において、特定の遺伝子型(9型)に属する非定型Salmonella Typhimuriumの分離が近年増加している。本菌では可動性遺伝因子の獲得・欠失によって変異を重ね、二つの系統グループが生じている。家畜...
ハチミツ由来菌のマクロライド耐性プラスミドはアメリカ腐蛆病菌を予防薬耐性化する
要約 国産ハチミツにはアメリカ腐蛆病予防薬であるマクロライド(タイロシン)に低感受性を示す菌が多数混入しており、マクロライド耐性遺伝子ermCを載せたプラスミドを保有する菌も存在する。このプラスミドを獲得...
要約 豚抗病性の遺伝的改良のために、リボヌクレアーゼL(RNASEL)遺伝子のプロモーター型をDNAマーカーとして種豚選抜を行い、RNASELの遺伝子発現の増加を通じて白血球貪食能を向上させることが可能である。 キー...
要約 害虫の飛翔位置を予測できる方法である。ステレオカメラの画像から飛翔害虫の3次元位置を検出し、その動きをリアルタイムで予測する。予測された位置に高出力レーザーを照射するなど、害虫を駆除する新しい...
乳房炎治療に有効な免疫調節因子に中鎖脂肪酸モノグリセリドを配合すると効果が高まる
要約 組換え牛顆粒球マクロファージ・コロニー刺激因子(rbGM-CSF)に中鎖脂肪酸モノグリセリドを基剤として配合することによって、rbGM-CSFの乳房内拡散性および分散性が高まり、rbGM-CSF単独に比べ乳房炎用注入剤...
Mycoplasma bovisの抗菌剤感受性低下に関わる点突然変異検出法
要約 牛乳房炎原因菌であるM. bovisは、近年様々な抗菌剤に対する感受性低下が懸念されている。わが国のM. bovis抗菌剤感受性変化に関わる点突然変異を特定し、これら点突然変異を簡易迅速に検出可能な方法を開発...
要約 幼若ホルモン(JH)受容体とJHとの結合をコンピューター上でシミュレーションすることで得られた新規骨格を有する化合物は、JHの作用を抑制し、昆虫の変態を阻害する活性を示す。本化合物は、新規作用機序を有...
要約 野菜、花卉、果樹等の重要害虫であるナミハダニのミトコンドリア電子伝達系複合体II(SDH)阻害剤3種に対する強抵抗性は、それぞれ作用点であるSDH遺伝子上の変異を主要因とする。これらの変異は、遺伝子診断...
創薬に有用な「高い経内皮電気抵抗値を有するヒト微小血管内皮培養モデル」の開発
要約 ヒト血管内皮細胞をコラーゲンビトリゲル膜上で培養して、高い経内皮電気抵抗値を有するヒト微小血管内皮培養モデルを開発した。この培養モデルは、「生理活性物質が引き起こす内皮バリア機能の変動の定量的...