要約 1990年代以降、気候温暖化による高温が原因と思われる果樹の生育障害の発生が多い。過去の気象推移から算出した気温上昇値をもとに、30年後の温度環境をシミュレーションすると、施設果樹での加温時期の遅れ...
要約 落葉後に枝を採取し、ごく簡易な方法でNPS(ニンヒドリン陽性物質)含量を測定することにより、モモ樹の初期生育を推定することが可能である。 背景・ねらい モモ園では不順天候や園地の老朽化による樹勢の...
要約 モモの落蕾症は、カキ殻粉末資材の過剰施用に由来する高pHとマンガン欠乏およびホウ素過剰により発生する。硫酸第一鉄を主成分とするpH降下資材を地表面散布して土壌pHを矯正すると、マンガンの吸収を促...
要約 近赤外分光分析法により、モモの葉中無機成分の簡易で迅速な測定が可能である。葉を乾燥して分析する方法では、窒素、カルシウム、カリウムの実用性が高い。また、生葉でも乾燥葉より精度はやや劣るが窒素と...