畑土壌中リン酸の不振とう水抽出法に基づく施設キュウリのリン酸減肥
要約 不振とう水抽出法によって土壌から1.00 mg P2O5 / 100g風乾細土を超える水溶性リン酸が抽出される施設キュウリ栽培圃場においては、基肥無リン酸栽培が可能である。 キーワード 施設...
施設スイートピーに発生した可給態リン酸過剰による葉身白化症状
要約 施設栽培スイートピーで、開花が始まる12月以降に下位葉から葉身が白化し、やがて上位葉にまで進展する症状が見られている。この原因は土壌の可給態リン酸過剰である。リン酸過剰畑では可給態リン酸を指標と...
要約 ハウス夏秋どりトマトの本圃において、収量や品質を低下させない無化学肥料栽培を実現するため、使用する有機質資材の種類、施用量および施用時期に関する栽培指針を策定した。また、本技術は土壌肥沃度に対...
要約 1990年代以降、気候温暖化による高温が原因と思われる果樹の生育障害の発生が多い。過去の気象推移から算出した気温上昇値をもとに、30年後の温度環境をシミュレーションすると、施設果樹での加温時期の遅れ...
要約 施設栽培の青ネギ、イチゴ等では堆肥を施用する農家が多い。また、硝酸態窒素含量や可給態リン酸含量は施設野菜の改善目標値の上限を上回り、次層においても多量の塩類集積がみられることから施肥量を適宜減...
要約 生育前半の多量かん水が、前作の残存または施肥窒素を小ネギに利用されにくくしている。施肥改善として、油粕(窒素成分7.5kg/10a)をベースに被覆尿素40日タイプ(窒素成分7.5kg/10a)の施肥位置を全層また...
要約 施設栽培キンカンの土壌中の交換性苦土含量は高いが、交換性カリ含量が高いため樹体への苦土の吸収が抑制され、12月の葉中のマグネシウムが欠乏している園地数は全調査園地数の65%である。 キーワード キン...
重粘土転換畑での促成トマトのかん水施肥栽培における最適施肥・灌水量
要約 有明海沿岸部重粘土壌転換畑での促成トマトのかん水施肥栽培は、有効土層からの豊富な養水分の吸収により、窒素施肥量6~12kg/10a、灌水量12~24t/10aで慣行施肥栽培と同等の収量・品質が確保できる。 キー...
要約 施設栽培において定植前に深さ20~60cmに残存する硝酸態窒素は,深根性作物であるトマト栽培では根群域が制限されない限り追肥窒素と同様に評価できる。下層に残存する硝酸態窒素はハウス建設後年数が経過し...
要約 自根発生樹は、非発生樹に比べ、地上部では中枝、大枝が、地下部では中根、大根の割合が多い。また、T/R率(地上部/地下部比)は低く、葉及び細根量は非発生樹と同程度であることから直接生産に関係のない器...
要約 黒ボク土で熱水土壌消毒を行うと、土壌中の交換性カリウムやマグネシウムが減少するため、消毒後の土壌診断が必要である。また、土壌中の交換性マンガンの増加が起こるため、熱水の処理量は対象病害に合わせ...
コンテナ栽培いちじくの着果率が向上する好適葉柄中硝酸イオン濃度
要約 いちじくのコンテナ栽培において、葉柄中硝酸イオン濃度は樹体の窒素栄養状態を示しており、それぞれの節位の着果率が最高となる濃度は、6~10枚展葉期には2,500~4,000ppm、11枚展葉期から20節摘心時までは...
要約 新根を供試した遺伝子診断技術のひとつであるRAPD分析によりカンキツ「天草」の自根と台木根を高い確率で比較的容易に区別することができる。また、ひこばえを発生させる方法でも簡易的に自根発生樹を識別す...
要約 ヒラナスプロトプラストの細胞選抜再生系統は、青枯病の発病を遅延する抵抗性を示す。青枯病菌の培養ろ液を選抜物質に用いた場合に得られる系統の自殖第一代の中から、罹病性品種(筑陽)を接ぎ木しても青枯...
要約 葉柄汁液を用いたトマトの窒素栄養診断における採取部位は第1果房直下葉の先端小葉葉柄が最適である。収量、施肥効率および跡地の残存窒素を考慮して栄養診断基準値を葉柄硝酸濃度4000~7000ppmとし、診断...
要約 ねぎの根腐萎凋病は北海道の6市町で発生しておりFusarium oxysporumの新分化型の可能性が高い。変法駒田培地によって土壌中の病原菌密度の測定が可能で、土壌診断に利用できる。品種、根部浸漬剤等による本...
要約 いちじくのコンテナ栽培において中段位葉柄中の硝酸、カリ濃度が最も施肥レベルに対応しており、最高収量区における濃度はどちらも概ね4,000~6,000ppmである。この基準は適正施肥法の判断材料となる。 背景...
要約 メロン葉柄汁液の硝酸濃度は、施肥窒素量に対応しており、診断に適する採取部 位は果実直下の葉の葉柄である。施肥のポイントは汁液硝酸濃度を果実肥大期には4,000 ~5,000ppmまで上昇させ、収穫期は1,000pp...
要約 いちじくのコンテナ栽培において中段位葉柄中の硝酸、カリ濃度が最も施肥レベルに対応しており、最高収量区における濃度はどちらも概ね4,000~6,000ppmである。この基準は適正施肥法の判断材料となる。 背景...
要約 施設栽培のメロン-スイカ体系における窒素施肥量を、施用有機物(牛ふん)中の全窒素量の30%、ならびに、施肥前の作土中の硝酸態窒素量相当分減肥することにより、窒素収支が改善されるとともに対照区並の収量...