電磁波を用いた土壌水分計測のための黒ボク土の固相の誘電率

タイトル 電磁波を用いた土壌水分計測のための黒ボク土の固相の誘電率
担当機関 (独)農業・食品産業技術総合研究機構 農村工学研究所
研究期間 2007~2008
研究担当者 塩野隆弘
亀山幸司
宮本輝仁
上田達己
凌祥之
発行年度 2008
要約  黒ボク土の固相の誘電率は5.6-6.1の値を示す。この固相の誘電率は、電磁波を用いた土壌水分計測を行うときの校正式を、混合誘電率モデルを用いて省力的に得ようとする際の入力値として使われる。
キーワード 土壌水分計測、黒ボク土、電磁波、誘電率
背景・ねらい (図1)。各種鉱物や砂壌土から粘土まで幅広い土壌の固相の誘電率測定に適用されている、簡便に行える直接測定法である。この直接測定法の黒ボク土への適用にあたり、団粒構造や結合水の影響についても事前評価を行う。
成果の内容・特徴
  1. 黒ボク土の顕著な物理特性として団粒構造が発達しており結合水が多いことが挙げられる。団粒構造の破壊前後での測定および風乾土を用いた測定を行い、Robinson and Friedman (2003)により提案された測定法への団粒構造や結合水の影響を検討する。団粒構造の測定結果への影響は小さいが、風乾土を用いた測定値は炉乾土の場合の2倍以上となる(図2)。黒ボク土の固相の誘電率を精度良く求めるためには炉乾土を用いる必要がある。
  2. 北海道芽室町および熊本県合志市より採取した黒ボク土の固相の誘電率の測定結果も茨城県つくば市で採取した黒ボク土と同様なものが得られる(図3)。
  3. 今回、測定した黒ボク土の固相の誘電率は5.6-6.1の値を示す(表1)。
  4. 間接推定法では黒ボク土の固相の誘電率を過大評価する傾向がある(表1)。
成果の活用面・留意点
  1. 黒ボク土地帯で土壌水分計測を行うときの校正式を、混合誘電率モデルを用いて省力的に得ようとする際の入力値として、研究者や技術者に活用される。
  2. 黒ボク土の固相の誘電率について、その代表値と変動幅を得るためには、他地域の黒ボク土を用いた更なる測定が必要である。
図表1 228225-1.gif
図表2 228225-2.gif
図表3 228225-3.gif
図表4 228225-4.gif
カテゴリ

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる