タイトル | 早生で穂発芽に強い日本麺用小麦新品種「ふくあかり」 |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 作物研究所 |
研究期間 | 1997~2010 |
研究担当者 |
小田俊介 乙部千雅子 関 昌子 小島久代 松中 仁 藤田雅也 吉岡藤治 柳沢貴司 吉田 久 |
発行年度 | 2010 |
要約 | 小麦新品種「ふくあかり」は早生で穂発芽に強い。やや低アミロース含量であるため、日本麺の食感が優れる。福島県で奨励品種に採用予定である。 |
キーワード | コムギ、日本麺用、縞萎縮、穂発芽、早生 |
背景・ねらい | 福島県での小麦の品質低下要因に収穫時期の雨害がある。これを回避するため早生品種「アブクマワセ」を採用しているが、この品種は穂発芽性が“易”である。そのため栽培面積が年々減少しており、穂発芽耐性に優れた早生品種への要望が高い。 そこで、「アブクマワセ」と熟期が同程度の早生で、穂発芽性が“難”の南東北の気候に適した品種を育成する。 |
成果の内容・特徴 | 小麦「ふくあかり」は1997年度(1998年(平成10年)5月)、農業研究センターにおいて、早生・良質を育種目標として、「谷系RA4215」を母、「関東119号」(後の「あやひかり」)を父として人工交配(関交2294)を行い、以後、集団育種法により選抜・固定をはかってきたものである。2009年度における世代は雑種第13代(F13)である。 「農林61号」と比較して次のような特徴がある(表1~4)。
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成果の活用面・留意点 |
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図表1 | |
図表2 | |
図表3 | |
図表4 | |
カテゴリ | 病害虫 育種 萎縮病 うどんこ病 小麦 新品種 抵抗性 品種 防除 |