アントシアニン含有「サンルージュ」緑茶の眼精疲労軽減作用

タイトル アントシアニン含有「サンルージュ」緑茶の眼精疲労軽減作用
担当機関 (国研)農業・食品産業技術総合研究機構 食品研究部門
研究期間 2015~2017
研究担当者 山本(前田)万里
根角厚司
西平順
西村三恵
物部真奈美
堀江秀樹
野村幸子
発行年度 2017
要約 高アントシアニン緑茶「サンルージュ」を12週間継続摂取すると、目の焦点調節力、目の疲れが「やぶきた」緑茶やプラセボ茶に比べ改善する。その効果は45歳未満の老視傾向がなく、毎日VDT作業を行っている被験者で顕著である。
キーワード 高アントシアニン「サンルージュ」緑茶、目焦点調節作用、眼精疲労軽減
背景・ねらい スマートホンやタブレット型PCなどの急激な普及により、目の疲れを感じる国民が急増している。手元のピント調節機能を助ける機能をもつあるいは目のコントラスト感度を改善するといった機能性表示食品が90品目以上届出されている。そこで、緑茶の新たな健康機能性、特に眼精疲労軽減作用を明らかにすることを目的にヒト介入試験を行う。
成果の内容・特徴
  1. 高アントシアニン緑茶「サンルージュ」の眼精疲労軽減効果を検証するため、120人のランダム化3群間比較試験を実施する(図1)。「サンルージュ」緑茶群では、1日当たりアントシアニンを10mg、エピガロカテキンガレート(EGCG)を300mg摂取する。「やぶきた」緑茶群では、EGCGを300mg摂取する。プラセボ茶群では、アントシアニン、EGCGとも摂取しない。
  2. 「サンルージュ」緑茶群は、目(左目)の焦点調節力が、プラセボ群、「やぶきた」緑茶群に比べ改善する。その効果は45歳未満の老視の傾向のない被験者で顕著である(図2)。
  3. 「サンルージュ」緑茶群は、毎日VDT作業をしている被験者で、目の疲れ、腰の痛みの主観的VAS(Visual Analog Scale)スコアで、プラセボ群に比べ、有意に改善が認められる。
成果の活用面・留意点
  1. 「サンルージュ」緑茶の眼精疲労軽減作用は、45歳未満の老視の傾向のない被験者や毎日VDT作業を行っている被験者で、強く認められた。今後、さらに、そのような被験者でのヒト介入試験の実施や「サンルージュ」緑茶の眼精疲労軽減作用の作用機序の解析を行う必要がある。
  2. 本試験は、北海道情報大学の倫理審査委員会の承認を得て実施された(UMIN-CTR番号:UMIN000018469)。
研究内容 http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/4th_laboratory/nfri/2017/nfri17_s02.html
カテゴリ 機能性

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