タイトル | 省力的な採水法による六フッ化硫黄を指標とした地下水の年代測定 |
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担当機関 | (国研)農業・食品産業技術総合研究機構 農村工学研究部門 |
研究期間 | 2016~2018 |
研究担当者 |
土原健雄 吉本周平 白旗克志 石田聡 中里裕臣 |
発行年度 | 2018 |
要約 | 井戸用採水器の使用により採水時間の短縮を可能にする六フッ化硫黄を指標とした地下水の年代測定法である。ポンプを使用しないため調査機材の簡素化・軽量化が可能であり、採水時間の短縮効果に加え、調査者の作業労力軽減、調査能率向上に有効である。 |
キーワード | 地下水、年代推定、六フッ化硫黄、省力化、井戸用採水器 |
背景・ねらい | 地下水の滞留時間や涵養年代からは、流動経路、涵養源の異なる地下水の混合率、地下水資源の循環速度等の推定が可能であり、適切な地下水資源管理において重要な情報を得ることができる。特に浅層地下水の利用が中心の農業農村地域、流動の速い中山間地域の斜面では、滞留時間が数年~数十年と比較的短い地下水が流動しており、そのような地下水の年代の推定には六フッ化硫黄(SF6)が有効である(2014年度研究成果情報http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/nkk/2014/nkk14_s17.html)。SF6を用いた年代測定では、単調増加する大気中のSF6濃度と過去に涵養された地下水中のSF6濃度の比較から滞留時間を推定するため、採水においてはポンプを用いる等して大気と試料水を接触させない方法が用いられる。これらの制約によって生じる採水のための時間と労力を削減できれば、より効率的な調査が可能になる。そこで、井戸用採水器を用いて採水時間の短縮を可能とした、使用機材の少ない省力的な年代測定法を提示する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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研究内容 | http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/4th_laboratory/nire/2018/18_071.html |
カテゴリ | コスト 省力化 中山間地域 |