課題名 | c.粗飼料自給率向上のための高TDN収量のとうもろこし、牧草等の品種育成 |
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課題番号 | 2008010581 |
研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究分担 |
(独)農業・食品産業技術総合研究機構,畜草研,飼料作物育種研究チーム (独)農業・食品産業技術総合研究機構,北農研,寒地飼料作物育種研究チーム (独)農業・食品産業技術総合研究機構,東北研,飼料作物育種研究東北サブチーム |
協力分担関係 |
北海道立根釧農業試験場 ホクレン 山形県農業総合研究センター畜産試験場 宮城県畜産試験場 埼玉県農林総合研究センター畜産研究所 茨城県畜産センター 静岡県畜産技術研究所 石川県畜産総合センター 長野県畜産試験場 家畜改良センター |
研究期間 | 2006-2010 |
年度 | 2008 |
摘要 | とうもろこしでは、1)「北交66号」について、標準品種「ぱぴりか」に比べ、耐倒伏性とすす紋病抵抗性が顕著に優れ、TDN収量も8t/ha程度と高いことから、北海道の根釧地域および道北地域に適応する新品種候補系統として選定した。2)耐湿性とうもろこしの親系統を開発するため、近縁野生種のテオシントにおける耐湿性に関係する不定根形成能の有望親自殖系統への導入を進め、BC4F1を作成した。 牧草については、1)ふん尿堆肥多投でも栽培可能なイタリアンライグラス品種を開発するため、低硝酸態窒素系統について、粗たんぱく質や灰分を除く一般成分には通常の系統と差がないことを確認するとともに、低カリウム系統の選抜を進めた。2)機械踏圧耐性のアルファルファ品種を開発するため、3集団の踏圧耐性系統を選抜した。また、アカクローバでは、永続性を乾物収量における2年目に対する4年目の割合で評価した結果、根釧・天北地域では、早生の「北海14号」における永続性が86%で、標準品種「ナツユウ」よりも約6%高かったことから、高永続性品種の候補系統として有望と判断した。3)フェスク類では、メドウフェスクの「北海15号」が雪腐病に強く、「ハルサカエ」等の主要品種よりも7%程度多収であることから、道東の集約放牧向けの新品種候補系統として選定した。4)フェストロリウムでは、「東北1号」が「バーフェスト」よりも約10%多収であることから、寒冷地の転作田・耕作放棄地での採草利用に向く新品種候補系統として選定するとともに、寒地向きの集約放牧用系統を育成するために5選抜集団を育成した。5)高糖含量オーチャードグラス系統を開発するため、中生の4系統(「北育89号」、「北育91~93号」)について生産力を検定するための予備試験を開始した。 |
カテゴリ | アルファルファ イタリアンライグラス 寒地 新品種 耐湿性 低カリウム 抵抗性 とうもろこし 品種 |