g.斑点米カメムシ類の高度発生予察技術と個体群制御技術の開発

課題名 g.斑点米カメムシ類の高度発生予察技術と個体群制御技術の開発
課題番号 2009013875
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 (独)農業・食品産業技術総合研究機構,中央研,斑点米カメムシ研究チーム
(独)農業・食品産業技術総合研究機構,東北研,斑点米カメムシ研究東北サブチーム
協力分担関係 信越化学工業(株)
千葉県農林総合研究センター
山形県農業総合研究センター
富山県農林水産総合技術センター
新潟県農業総合研究所作物研究センター
鳥取県農林総合研究所
研究期間 2006-2010
年度 2009
摘要 1)斑点米カメムシ類の発生動態と変動要因を解明する研究において、アカヒゲホソミドリカスミカメはアカスジカスミカメと異なり、出穂前の水田においても定着・産卵し、幼虫が発生していることを明らかにした。大規模雑草地周辺水田へのアカスジカスミカメの侵入量は雑草地からの距離とともに指数的に減少するとともに、水田周辺の植生管理状況も侵入量に影響を与えることを明らかにした。またカスミカメムシ類2種の寄主適合性が高い植物は、春から初夏はスズメノカタビラ、スズメノテッポウ、ネズミムギ、夏以降はメヒシバであることを明らかにした。2)カスミカメムシ類の効率的防除条件、適期を明らかにするため行った被害解析試験では、割れ籾少発条件ではカスミカメ2種による斑点米発生に品種間差は見られず、登熟中期以外はアカスジカスミカメがアカヒゲホソミドリカスミカメより多くの斑点米を生じさせることを明らかにした。アカヒゲホソミドリカスミカメのフェロモントラップ誘殺数を説明変数とした斑点米被害確率予測モデルを開発した。3)情報化学物質を利用した発生予察手法の開発に向けて、アカスジカスミカメ合成性フェロモンの誘引力とその安定性を20年度に引き続いて野外で検証し、化合物を含有させる担体、使用する成分量を決定した。水田に設置したアカスジカスミカメ合成性フェロモントラップによる誘殺数は、成虫の水田侵入時期を的確にとらえうるが、従来のすくい取り法による捕獲数の増加に対して頭打ちとなる曲線関係にあり、水田内の雌成虫とフェロモントラップの競合の可能性が示された。さらにアカスジカスミカメ及びアカヒゲホソミドリカスミカメの合成性フェロモン資材を併用または混合しても、対象とする各害虫の雄の誘引性は単用した場合と同等で低下しないことを明らかにした。アカスジカスミカメ雌の性フェロモン放出量は、羽化後日齢や交尾により減少することを明らかにした。4)アカヒゲホソミドリカスミカメの合成性フェロモンによる交信かく乱効果の問題点を明らかにするため、合成フェロモンを高濃度で揮散させても交尾阻害が起こらないこと、フェロモンの有効範囲は半径2m程度であることを野外で実証した。フェロモン以外に雌雄が至近距離で交尾行動を引き起こす要因として、音、超音波を利用している可能性は低いことを確認した。
カテゴリ 病害虫 アカスジカスミカメ 害虫 カメムシ 雑草 植生管理 水田 性フェロモン 斑点米 斑点米カメムシ 品種 フェロモン 防除 予察技術

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