o.フェロモン利用等を基幹とした農薬を50%削減するりんご栽培技術の開発

課題名 o.フェロモン利用等を基幹とした農薬を50%削減するりんご栽培技術の開発
課題番号 2006008506
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 農業・食品産業技術総合研究機構 東北農業研究センター 省農薬リンゴ研究チーム
協力分担関係 青森県農林総合研究センターりんご試験場
岩手県農業研究センター
山形県農業総合研究センター
福島県農業総合研究センター
長野県果樹試験場
京都大学
千葉大学
(株)マキ製作所
研究期間 新規2006-2010
年度 2006
摘要 (1)新規交信かく乱剤を設置し、合成化学農薬2成分の補完防除をする体系で交信かく乱対象害虫の被害を慣行防除と同等かそれ以下に抑制できた。リンゴ褐斑病菌に対してAFLP法を駆使して個体識別に必要な数のマーカーを選抜することに成功し、初期感染動態解明の基礎ができた。ストロビルリン系薬剤散布履歴の異なる複数のほ場から褐斑病と斑点落葉病の病斑を採集して薬剤感受性を検定したところ、いずれのほ場でも感受性菌が優占していた。(2)交信かく乱剤の対象外害虫としては、夏期にスモモヒメシンクイとトビハマキの果実加害が多いことが明らかになった。また、ハダニの捕食性天敵としてコヒメハナカメムシの有用性が高いことが判明した。(3)アーム可動型乗用草刈機により、わい性台木リンゴ樹の樹冠下をほぼ完全に除草できることが明らかになった。(4)リンゴの農薬50%削減防除体系現地実証試験では、新規交信かく乱剤の特性に応じた補完防除体系等が大筋で効果的であり、慣行の43成分回数に対し半分以下の21成分回数の防除計画に沿って順調に進行した。しかし、8月中旬以降にナミハダニ密度が急上昇し、殺ダニ剤を1剤追加散布した生産者が相次ぎ、18年度の特栽認定率は全面積の1割以下という結果となった。ナミハダニは主要薬剤に対する感受性低下が顕著なため連年多発傾向にあるが、気門封鎖型殺ダニ剤を活用した試験区で密度抑制の成功例が確認された。(5)消費者モニター試験により、リンゴは日常的な食品として安全性を求められていることが把握され、農薬50%削減が付加価値を形成する可能性が示唆された。
カテゴリ 病害虫 害虫 カメムシ 栽培技術 除草 台木 農薬 フェロモン 防除 薬剤 りんご

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