カンショ「ダイチノユメ」、「こなみずき」栽培によるネコブセンチュウ密度抑制効果
要約 サツマイモネコブセンチュウのレースSP2発生圃場でカンショ「ダイチノユメ」、「こなみずき」を栽培しても、被害はほぼ発生しない。これらの品種の栽培翌春の作土では線虫密度が低くなり、次作のカンショ「...
シナリオベースの比較LCAによる地域バイオマス利用モデルの評価
要約 シナリオ(地域の将来方法)を組み入れたLCAによって、バイオマス利用モデルの総合的評価が可能である。現状と将来のモデルをLCAによって比較することにより、バイオマスの他産業との相互利用による環境負荷低...
感受性-抵抗性カンショ1年交互作はネコブセンチュウを低密度に抑制できる
要約 圃場に生息するサツマイモネコブセンチュウのほとんどが、九州中部以北で優占するレースSP1である場合、感受性生食用品種と抵抗性有色品種を1年毎に作付けする交互作を行うことにより、殺線虫剤を用いること...
カンショ品種のサツマイモネコブセンチュウレースに対する抵抗性差異
要約 カンショ品種のサツマイモネコブセンチュウに対する抵抗性はレース(品種への寄生性が異なる線虫群)間で異なり、主要な3レース、SP1、SP2、SP4に抵抗性弱、SP1のみに抵抗性強、SP1とSP2に抵抗性強、3レース...
サツマイモネコブセンチュウのレースの新判別法と九州沖縄におけるレースの分布
要約 かんしょ品種を用いたサツマイモネコブセンチュウのレース新判別法を確立した。中南部九州・沖縄のかんしょ産地には、判別品種の「農林1号」、「農林2号」、「種子島紫7」、「エレガントサマ-」および「...
九州・沖縄地域のかんしょ作地帯におけるネコブセンチュウ類の分布
要約 九州・沖縄地域のかんしょ作地帯におけるネコブセンチュウ類の検出圃場率は、九州本土で極めて高く、九州島嶼部および南西諸島でやや低い。PCR-RFLP法による同定では、検出された種の97.2%がサツマイモネコ...
サツマイモネコブセンチュウ2系統に対するカンショ主要品種の抵抗性
要約 サツマイモネコブセンチュウ西合志系統と都城系統のカンショ主要品種での増殖率は、品種間および線虫系統間で大きく異なる。ミナミユタカ等9品種は両系統に対し増殖率1倍以下の抵抗性強、農林2号等3品種は西...
要約 わが国に発生するアレナリアネコブセンチュウは、アイソザイムおよびミトコンドリアDNAの塩基配列の差異によって3系統に分けられ、それぞれの系統は分布域およびかんしょの品種に対する寄生性が互いに異なっ...