要約 日本産高級マスクメロンの標準品種「アールスフェボリット春系3号」の全ゲノム情報を解読し、遺伝子情報をデータベース化して公開する。さらに複数のメロン系統のゲノム情報を解読して比較し、レトロトラン...
要約 農業分野におけるメタボロミクスの活用を促進するため、栽培現場での分析用試料の取り扱い、分析者が知っておくべき栽培現場作業の基本事項を明確にし、農研機構でのNMRメタボロミクスについて具体的な実施...
Dickeya chrysanthemiによるジャガイモ黒あし病の発生
要約 2017年に北海道後志地方のばれいしょ生産ほ場で発生したジャガイモ黒あし病の病原細菌は、Dickeya chrysanthemiである。本細菌が黒あし病を引き起こすことは初知見である。 キーワード 種いも伝染性、細菌病...
ジャガイモ黒あし病菌Dickeya dianthicolaの同定と特異的検出法
要約 1982-2016年にジャガイモ黒あし病発病株から分離されたDickeya属菌は細菌学的性状や各種遺伝子の塩基配列からD. dianthicolaである。得られた配列情報から新たに作製したプライマーを用い...
トマト品種系統間でも多型検出が容易なゲノムワイドSSRマーカー
要約 トマトゲノム配列を元に開発した2,510個のSSR(単純反復配列)マーカーは、多型頻度やアリル出現数に優れることから、品種系統間交雑の後代集団における遺伝・量的形質遺伝子座(QTL)解析のための連鎖地図や、...
要約 分子レベルでの解析に適した遺伝的に均質なキヌアの標準自殖系統を開発し、キヌアのゲノム(生物の設計図)配列を世界に先駆けて解読した。これらの...
要約 ネギの抽だい期に関与する主要な量的形質遺伝子座(QTL)は、連鎖群Chr. 1aおよびChr. 2a上に存在する。ネギ品種「TA-4」の抽だいを遅らせる主要なQTL...
要約 世界中から集められた約1000系統のシロイヌナズナ間の多様性に寄与するゲノム全体にわたるDNAメチル化パターンと遺伝子発現パターンの多様性を明らか...
要約 次世代型DNAシーケンサーを用いて取得したネギの5.5万の独立遺伝子配列には、2,000以上のSSRが含まれるとともに、系統間の配列比較からDNA多型を検出することにより効率的にDNAマーカーを作成できる。 キー...
要約 ナス系統LS1934が有する半枯病抵抗性は第2染色体末端の遺伝子座FM1によって支配されている。同遺伝子座は2つのSSRマーカーによって選抜可能である。 キーワード ナス、半枯病抵抗性、土壌伝染性病害、育種選...
トマトの高品質多収育種のためのゲノム情報に基づく高精度形質予測
要約 ゲノム全体に配置したDNAマーカー情報に基づく形質予測モデルおよび交雑後代のゲノム構成コンピューターシミュレーションによって、トマトの果実糖度と果実収量を同時に向上させる育種過程を高精度に予測で...
要約 ナスの全ゲノムを解読して得られた8.33億塩基のDNA配列は42,035個の遺伝子を含み、そのうち7,614個はナスに特徴的である。これらの配列や連鎖地図上の位置などの詳細情報をデータベースとして公開している。...
要約 新たに開発したゲノムおよびcDNA配列由来のSSRマーカーを用いて作成したピーマンの高密度連鎖地図は、12連鎖群に収束し、種間交雑F2集団より作成された既知の基本連鎖地図およびトマトゲノム配列と対応付け...
「はくさい中間母本農6号」の晩抽性を選抜できるDNAマーカー
要約 花成の低温要求性が高い「はくさい中間母本農6号」由来の晩抽性は主に4つの量的形質遺伝子座(QTL)で支配される。これらのQTLに連鎖するDNAマーカーにより、同中間母本と同等の晩抽性を有する個体を交雑後代...
飼料作物病害標本データベースの作成と飼料作物病害図鑑による公開
要約 畜産草地研究所で保管する飼料作物病害さく葉標本の病名、採集地等の情報をデータベース化し、これをインターネット版飼料作物病害図鑑で公開する。この図鑑には主要病害の病徴、病原菌、生理・生態および防...
Brassica rapaの高レベル自家不和合性を制御する遺伝子座
要約 純度の高いF1種子の生産を可能にする高レベル自家不和合性に関与する主要なQTLは、Brassica rapa連鎖地図の2つの連鎖群に検出され、最も作用力の大きなQTLは連鎖群R07に位置する。 キーワ...
要約 国内から検出される線虫捕食性のモノンクス目線虫は、4属4新種(Clarkus enigmatus、Prionchulus japonicus、Mylonchulus monhystera、Miconchus nipponi)と初検出した5属6種を...
要約 経営指標を入力することにより、標準的経営モデルの環境指標(温室効果ガス排出量、エネルギー投入量)を推計する簡易LCAプログラムである。入力ワークシートにデータを入力することにより、水稲作・野菜作の...
シナリオベースの比較LCAによる地域バイオマス利用モデルの評価
要約 シナリオ(地域の将来方法)を組み入れたLCAによって、バイオマス利用モデルの総合的評価が可能である。現状と将来のモデルをLCAによって比較することにより、バイオマスの他産業との相互利用による環境負荷低...
紫サツマイモのORAC値は高く、DPPHラジカル消去活性と高い正の相関を示す
要約 紫サツマイモ「アヤムラサキ」「ムラサキマサリ」「アケムラサキ」は他の肉色(白、黄、橙)のサツマイモ品種と比較して、ORAC値が約10倍高い。紫サツマイモのORAC値はDPPHラジカル消去活性と高い正の相関を示...