要約 サツマイモ基腐病(基腐病)の病原菌を検出・同定する新たなリアルタイムPCR法である。本技術を用いることで、基腐病菌と同属近縁種を迅速かつ正確に区別して検出・同定でき、基腐病の高感度かつ高精度な診断...
要約 窒素源に硝酸を利用できないサツマイモ基腐病菌の硝酸利用能欠損変異株(nit変異株)と新規選択培地を組み合わせることで、環境中での基腐病菌の動態解析が可能である。早急な拡大・まん延防止対策が求められ...
収穫直後から高糖度で粘質の良食味サツマイモ新品種「あまはづき」
要約 「あまはづき」は、収穫直後から肉質が粘質で糖度が高い、多収の良食味サツマイモ品種である。サツマイモネコブセンチュウに"強"、つる割病および黒斑病に"やや強"の複合病虫害抵抗性で...
橙色のチップ加工等に適したカロテン含有サツマイモ新品種「あかねみのり」
要約 「あかねみのり」は、カロテンを含むため、サツマイモ加工品の原料に使うと、品質が優れ、橙色の良好な仕上がりとなる。いもの形状が整っているため加工しやすく、既存の加工用品種「ベニハヤト」等に比べて...
橙色を帯びた干しいもが加工できるサツマイモ新品種「ほしあかね」
要約 「ほしあかね」はカロテンを含み、干しいもが淡橙色で透明感のある美しい仕上がりとなる。既存品種「ヒタチレッド」に比べ、いもの裂開が少なく形状が整っているため、加工作業が容易である。干しいもは、シ...
要約 カンショ品種「ちゅらかなさ」は、主力品種「ちゅら恋紅」と比べて沖縄での春植え栽培では収量が同程度、秋植え栽培では多く、ペースト加工原料に適する。アントシアニン含量を示す色価は「ちゅら恋紅」より...
苗の小型化により育苗・植付作業を省力化する原料用かんしょの機械化一貫体系
要約 小型化した苗を用いた原料用かんしょの苗床造成から本圃植付けまでの機械化一貫体系により、育苗・植付作業時間は慣行体系と比べて約50%の削減ができ、作業姿勢が改善される。平均収量は慣行栽培並みであり...
カンショ「ダイチノユメ」、「こなみずき」栽培によるネコブセンチュウ密度抑制効果
要約 サツマイモネコブセンチュウのレースSP2発生圃場でカンショ「ダイチノユメ」、「こなみずき」を栽培しても、被害はほぼ発生しない。これらの品種の栽培翌春の作土では線虫密度が低くなり、次作のカンショ「...
特徴的な香味を有する焼酎の原料用橙肉カンショ新品種「サツマアカネ」
要約 カンショ「サツマアカネ」は、塊根にβ-カロテンを含有する焼酎原料用の橙肉カンショ品種である。口当たりが良い、フルーティーな柑橘系の香味がする個性的な焼酎を製造することができ、橙肉品種として...
アントシアニン含量の高いパウダー向け紫肉カンショ新品種「むらさきほまれ」
要約 カンショ「むらさきほまれ」は、塊根にアントシアニンを含有する紫肉カンショ品種である。普及対象地域の沖縄において、「むらさきほまれ」は主要紅イモ品種「ちゅら恋紅」よりアントシアニン含量が高く、パ...
要約 カンショ「ふくむらさき」は塊根にアントシアニンを含む紫肉色の品種である。「パープルスイートロード」より蒸しいもの糖度が高く、肉質は中~やや粘質でしっとりとした食感を持ち、蒸しいもや焼きいもの食...
サツマイモネコブセンチュウの増殖を抑制するstrigosaエンバク「テララ」
要約 「テララ」は、キタネグサレセンチュウの密度低減効果を持つとともに、サツマイモネコブセンチュウの増殖を抑制する。暖地では、9月上旬播種で年内に出穂し、出穂程度は夏播き用極早生エンバク品種と同程度...
要約 カンショ「スズコガネ」は種小いもを圃場に直接植え付ける省力的な直播栽培に適しており、貯蔵性に優れ、線虫抵抗性を備える。焼酎製造時の純アルコール収得量は「コガネセンガン」と同等以上であり、焼酎の...
要約 米粉の一部をサツマイモ粉に置換することで、サツマイモのβ-アミラーゼの作用により、米粉100%パンの保存中の硬化を抑制することができるが、パンの膨らみを保持するためには、置換率は5%程度までとす...
色素用の高アントシアニンカンショ新品種候補系統「九州180号」
要約 カンショ系統「九州180号」は「アヤムラサキ」よりアントシアニン色素の含量および安定性が高く、いもの外観や線虫抵抗性に優れており、色素原料用として利用できる。 キーワード サツマイモ、アントシアニ...
南九州の夏播き栽培に適するネコブセンチュウ増殖抑制エンバク「スナイパー」
要約 夏播き栽培でネコブセンチュウの増殖を抑制するエンバク「スナイパー」は、播種適期より20日程度遅く播種した場合でも年内に出穂する極早生品種で、南九州では他の普及品種と同程度に多収である。 キーワー...
要約 カンショでん粉の糊化開始温度が通常品種より20℃程度低い低温糊化性は、1因子の劣性遺伝子が関与し、優性遺伝子の数が増えると糊化開始温度が高くなるという遺伝子の量的効果がみられる。 キーワード カンシ...
粉質良食味で焼きいも適性が優れるカンショ新品種候補系統「九州161号」
要約 カンショ系統「九州161号」は、肉質がやや粉質の良食味系統である。上いも収量は「高系14号」よりやや劣るが、いもの形状や大きさの揃いが良い。実需者による焼きいも適性の評価が「ベニアズマ」並に高い。 ...
サツマイモ品種「べにはるか」の容器苗移植栽培における収量向上といもの小型化
要約 容器苗移植栽培法をサツマイモ品種「べにはるか」に適用すると、親いも肥大は抑制され、挿苗栽培に比べて子いも収量が向上する。面積当たり子いも個数は挿苗栽培と比べて大幅に増加し、50g~200g の子いもの...
要約 茎長15cmのカンショ苗を圃場に植付けるために、半自動野菜移植機に苗の強制落下のためのブロワと枯死率減少のための灌水装置を装着する。作業能率は1.6時間/10a機械的欠株率は約5%以下、枯死率は4%以下、生...