要約 キクに大きな被害をもたらしたウイルス様症状を示す「紋々病」は、フシダニの一種キクモンサビダニの吸汁害とされてきたが、本研究によりキクから新種のエマラウイルスが見出され、紋々病葉に特異的に検出さ...
要約 食用ユリの黒腐症状は、Sclerotium cepivorum var. tulipae Desm.によるユリ類黒腐菌核病で、健全種球の使用と長期間ユリの植え付けを行わないことで被害を回避できる。 キーワード Sclerotium cepivorum va...
佐賀県におけるMBI-D剤耐性イネいもち病菌の同剤使用中止下での発生推移と防除効果
要約 佐賀県においてイネいもち病殺菌剤のMBI-D剤の使用を中止することにより、耐性菌密度は低下するが、中止3年目でも約30%の割合で存在する。MBI-D剤(箱粒剤)は耐性菌が存在しないか、低い密度でなければ、実...
要約 近年、静岡県内のもも産地で多発傾向にあるももせん孔細菌病多発園周辺のおうとう、うめ、にわうめに見られるせん孔症状の病原はももせん孔細菌病と同種の菌である。 キーワード おうとう、うめ、にわうめ、...
BLASTAMの感染好適条件発現パターンの読み取りルールと予測の適合性
要約 BLASTAMで葉いもちの全般発生開始期および発生程度(発生概評)を予察するためには、予察対象地区ごとに特定したアメダス観察所の複数地点での感染好適条件出現状況を読みとる。本ルールによる予測的中率は全...