収穫直後から高糖度で粘質の良食味サツマイモ新品種「あまはづき」
要約 「あまはづき」は、収穫直後から肉質が粘質で糖度が高い、多収の良食味サツマイモ品種である。サツマイモネコブセンチュウに"強"、つる割病および黒斑病に"やや強"の複合病虫害抵抗性で...
冷涼な地域でも栽培できる多収で良食味のサツマイモ新品種「ゆきこまち」
要約 「ゆきこまち」は、多収で良食味であり、複合病虫害抵抗性のサツマイモ品種である。冷涼な地域である北海道での栽培においても多収である。サツマイモ産地の北上と安定生産への貢献が期待される。 キーワー...
橙色を帯びた干しいもが加工できるサツマイモ新品種「ほしあかね」
要約 「ほしあかね」はカロテンを含み、干しいもが淡橙色で透明感のある美しい仕上がりとなる。既存品種「ヒタチレッド」に比べ、いもの裂開が少なく形状が整っているため、加工作業が容易である。干しいもは、シ...
微生物殺虫剤ボーベリア・バシアーナ乳剤の野菜類うどんこ病防除効果
要約 微生物殺虫剤であるボーベリア・バシアーナ乳剤は、キュウリ、トマト、ナス、イチゴ、メロンのうどんこ病に対して高い防除効果を示す。本剤は、野菜類うどんこ病への適用拡大が認可され、野菜類において同病...
耐寒性が強くクワシロカイガラムシ抵抗性のある中生緑茶用品種「かなえまる」
要約 「かなえまる」はクワシロカイガラムシ、輪斑病の防除の必要性はほとんどなく、通常の気象条件であれば炭疽病ともち病の防除の必要性もない。また、耐寒性が強く中山間地を含む主要な茶産地で広く栽培が可能...
イネ縞葉枯病の総合防除技術および防除体系の構築を支援するマニュアル
要約 イネ縞葉枯病を効果的に防除するためには、媒介虫を対象とした薬剤防除、抵抗性品種の利用、圃場管理を産地の特徴に応じて組み合わせることが重要である。技術を取りまとめたイネ縞葉枯病の総合防除マニュア...
「Chimarrita」、「Coral」はモモせん孔細菌病抵抗性の有望な育種素材である
要約 ブラジルからの導入品種「Chimarrita」、「Coral」およびその後代系統は、「もちづき」および「つきかがみ」よりもせん孔細菌病に対する拡大抵抗性の強い実生を高頻度で獲得するための交雑親として有効であ...
省力的な栽培が可能で、大果で日持ち性に優れた多収性イチゴ品種「恋みのり」
要約 イチゴ「恋みのり」は連続出蕾性に優れた大果、多収性の促成栽培向け品種である。摘果作業の必要性が少ない適度な果房当り果数を有し、果実の揃いがよく、栽培管理および収穫・調製作業の省力化が可能である...
要約 「さんさんまる」は、北海道での出穂期が"かなり早"に属するやや低アミロースの良食味水稲品種である。短稈で耐倒伏性に優れ、直播栽培において多収性を示すため寒地における直播栽培に適している。 キーワ...
早生・多収でオオムギ縞萎縮病抵抗性の麦茶用大麦新品種「さちかぜ」
要約 六条皮麦「さちかぜ」は「すずかぜ」と比べて出穂期で8日、成熟期で5日程度早生で、整粒歩合が高く多収である。オオムギ縞萎縮ウイルスⅠ、Ⅱ、Ⅲ型に抵抗性を示す。麦茶加工適性は「すずかぜ」と同等で、焙煎...
Kudoa hexapunctataとK. neothunniに特異的な遺伝子検査法の開発
要約 クロマグロに寄生するKudoa hexapunctataと主にキハダマグロに寄生するK. neothunniはクドア属の粘液胞子虫であり、これらは分子生物学的に非常に近縁...
いもち病に強く耐倒伏性に優れる良食味水稲糯品種「ときめきもち」
要約 「ときめきもち」は、東北地域中部では"中生"に属する糯種である。いもち病圃場抵抗性は、葉いもち、穂いもちともに"強"である。耐倒伏性は強く、精玄米重は「きぬのはだ」並である。搗き餅の食味は良好で、...
イチゴ苗表面の病害虫を防除できる蒸熱処理装置とその利用マニュアル
要約 水蒸気(蒸熱)によりイチゴ苗の表面に寄生した病害虫を防除するための装置であり、ポータブル型と大型の2種類のタイプがある。本装置により、イチゴ苗による施設内への防除困難な病害虫の持ち込みを防ぐこと...
要約 イネ縞葉枯ウイルスに感染したイネ組織中のウイルス濃度は、リアルタイムPCRのCt値を用いた比較Ct法により推定できる。発病株のウイルス濃度と病徴との関係に基づき新たに考案された発病指数を用いて従来法...
青枯病抵抗性台木は発病株からの青枯病菌の土壌への移動を減らす
要約 青枯病抵抗性品種を台木として用いた接ぎ木トマトは、感受性品種の自根や台木に比べ、青枯病を発病した株から病原細菌が土壌へ移動する割合と移動量を減少させる。 キーワード 青枯病、トマト、抵抗性台木、...
要約 豚NLRP3遺伝子の2906番目の一塩基多型(A2906G)は、細菌感染症に対するワクチン接種後の有効性と関連しており、この多型を種豚選抜時のDNAマーカーとすることで、ワクチン応答能を指標とした豚の抗病性改良が...
要約 イネのBSR2遺伝子を高発現することにより、イネ及びシロイヌナズナで紋枯病を含む複数の病害に対し抵抗性を示し、生育はやや遅れるものの花や種子のサイズは増大する。 キーワード イネ、病害抵抗...
要約 新規に開発したカンキツグリーニング病原細菌(CLas)培地により、人工条件下でCLasを再現性よく高効率に培養できる。さらに、本培地にオキシテトラサイクリンを添加することで、CLasの増殖促進作用が認められ...
要約 サツマイモ苗を用いて室内で簡易に立枯病抵抗性を評価する手法である。本法による抵抗性の評価は、圃場検定による評価結果と一致する。本手法の活用により、多数の品種・系統の立枯病抵抗性を安定して評価で...
トマト黄化葉巻病抵抗性遺伝子Ty-2の原因遺伝子TYNBS1
要約 トマトのTYNBS1遺伝子はトマト黄化葉巻病抵抗性遺伝子Ty-2の原因遺伝子である。TYNBS1はcoiled-coil domainをN末端に有するNB-LRRタンパク質をコードする。 キーワード トマト黄...